4月1日付組織改定発表 第一三共

 第一三共は21日、2024年4月1日付組織改定を次の通り発表した。

1.コーポレート
グローバルマネジメント体制におけるコーポレート機能編成にあわせて国内組織を再編する。

(1)グローバル コーポレートストラテジー
サステナビリティ経営の戦略企画および推進体制強化を図るため、「サステナビリティ推進部」を「サステナビリティ部」に改称する。「オンコロジー事業企画部」を「オンコロジー企画部」に改称する。

(2)グローバル コーポレート プランニング・マネジメントファイナンスビジネスパートナー機能の立ち上げに向け、『研究開発本部』から「研究開発資源マネジメント部」を移管し、「研究開発リソースマネジメント部」に改称する。

(3)グローバル コンプライアンス・リスクマネジメントコンプライアンス機能・リスクマネジメント機能を直下に置く実態に合わせ、改称する。

(4)グローバル QA・QA課題のリスクマネジメント強化のため、『信頼性保証本部』から QA 機能を『グローバル QA』としてコーポレートファンクションに移管する。これにより『信頼性保証本部』は廃止する。

・傘下には「品質保証部」、「RD・PV信頼性保証部」を設置し、両機能にまたがるQA課題対応を行う「QA企画部」を新設する。これにより「薬制部」は廃止する。

2.日本事業ユニット
(1)メディカルアフェアーズ本部
オンコロジー領域のMSL機能強化および情報創出・発信活動の増加に対応するため、「オンコロジー・メディカルサイエンス部」を「オンコロジー・メディカルサイエンス第一部」、「オンコロジー・メディカルサイエンス第二部」に再編する。

(2)ワクチン事業本部
ワクチン事業の収益とビジネス拡大化に向けて『ワクチン事業本部』を新設し、ワクチンに係る中長期の事業企画・戦略立案を担う「ワクチン企画部」を傘下に設置するとともに、日本におけるワクチン事業責任を担う「ワクチン日本事業部」を新設する。

3.研究開発本部
第一三共RDノバーレ(DSRDN)の機能を『研究開発本部』内に移管するとともに、『研究開発本部』内の組織を再編する。

(1)アセット・ポートフォリオマネジメント部グローバル機能に合わせて「プロジェクトマネジメント部」を「アセット・ポートフォリオマネジメント部」に改称する。

(2)研究統括部
・研究所に対するサポート機能を強化するため、「研究イノベーション推進部」を研究の企画・構想・DX 施策を担う「研究イノベーション企画部」と、研究管理・推進機能を担う「研究イノベーション推進部」に再編する。

・DSRDN が担っていた化学的・生物学的資源の応用研究と生物評価に関する機能を移管し、「ヒットディスカバリー基盤研究所」を新設する。

・マルチモダリティ研究体制の強化を図るため、「創薬化学研究所」、「モダリティ研究所」、「創薬情報科学研究所」を再編し、「モダリティ第一~第三研究所」を新設する。

・薬理機能のシナジー創出のため、『バイオロジクス本部』から「ワクチン研究所」を移管する。

・新バイオモダリティ薬理研究機能を拡充するため「ディスカバリー第五研究所」を新設する。

・プレシジョンメディシン統括部から「薬物動態研究所」、「安全性研究所」を移管する

(3)プレシジョンメディシン統括部
DSRDNが担っていた機能の移管に伴い、「トランスレーショナルサイエンス第一部」および「トランスレーショナルサイエンス第二部」の生物学的な実験(ウェット実験)をする機能を集約して「トランスレーショナル研究所」を新設する。

(4)開発統括部
・グローバル開発組織との整合を図るため、「臨床開発第一部」・「臨床開発第二部」を「クリニカルサイエンス部」・「クリニカルオペレーション部」に再編する。

・「臨床開発第三部」は「スペシャルティメディシン臨床開発部」に名称変更する。

・市販後薬事機能を統合し、「開発薬事渉外部」を「薬事渉外部」に、「開発薬事推進部」を「薬事推進部」に改称する。

4.テクノロジー本部
『テクノロジー統括本部』を『テクノロジー本部』へ改称し、『テクノロジー本部』内の組織を再編する。これにより、『バイオロジクス本部』、『製薬技術本部』、『サプライチェーン本部』は廃止する。

(1)テクノロジー企画統括部
・ユニットの戦略策定・企画管理・基盤業務を担う「テクノロジー企画統括部」を新設する。

・傘下にはユニット全体の最適なマネジメントと意思決定の迅速化実現を担う「テクノロジー企画部」と本部内の基盤業務を担う「テクノロジー推進部」を設置する。

(2)テクノロジー開発統括部
・技術開発の企画管理・研究機能の統括、及び治験・商用サイトの技術マネジメントを担う「テクノロジー開発統括部」を新設する。

・傘下にはモダリティ横断的な技術開発の企画・一元管理を担う「技術開発マネジメント部」を新設するとともに、六つの研究所を設置する。

・『製薬技術本部』から「プロセス技術研究所」、「製剤技術研究所」、「分析評価研究所」を移管する。

・『バイオロジクス本部』から「バイオ医薬第一研究所」・「バイオ医薬第二研究所」を移管するとともに、それぞれ「バイオプロセス技術第一研究所」・「バイオプロセス技術第二研究所」に改称する。

・エンジニアリング研究・設備設計及び建設プロジェクト管理の一元化と機能強化の為、「エンジニアリング技術研究所」を新設する。

(3)CMCプロジェクトマネジメント部
CMCプロジェクトマネジメント機能を担う「CMCプロジェクトマネジメント部」を新設する。

(4)CMC薬事部
『製薬技術本部』から「CMC薬事部」を移管する。

(5)サプライチェーン管理第一部、サプライチェーン管理第二部治験薬および商用医薬品のサプライチェーン管理機能のうち、主に需給管理に関する機能を担う「サプライチェーン管理第一部」と、主に社外取引に関連する機能を担う「サプライチェーン管理第二部」を新設する。

(6)生産統括部
生産機能会社の統合推進および国内生産機能統括のため、「生産統括部」を新設する。

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