アート&サイエンスフェスティバル、1970大阪万博展覧会開催 TSP太陽

 大阪府の「2025年大阪・関西万博と連携した万博記念公園魅力発信事業」企画運営業務の委託先に選出されたTSP太陽は、3月1日~17日に渡って、万博記念公園(大阪)で「アート&サイエンスフェスティバル」(主催:大阪府)、福岡(キャナルシティ博多 センターウォーク5F)、神戸(KIITO 1FギャラリーB)、東京(寺田倉庫G3-6F)の3拠点を巡回する「1970大阪万博展覧会」(主催:大阪府)を開催する。

 「アート&サイエンスフェスティバル」(主催:大阪府)は、3月9日~12日、14日~17日に万博記念公園で開催される。
 同フェスティバルでは、1970年の大阪万博のレガシーを守りながら、緑に包まれた文化公園として多くの人たちに親しまれてきた万博記念公園で、70年万博当時のアーカイブと2025年大阪・関西万博に繋がる最新テクノロジーを活用した“現在進行形の大阪万博”を表現。

 ロボットアームによる映像をリアルタイムに再構築するテクノロジーアートをはじめ、1970年大阪万博の情景や2011年~2017年まで冬の風物詩として好評を博した太陽の塔へのプロジェクションマッピングの新作やアンコール上映など、誰もが楽しめるエンターテインメントコンテンツによって半世紀を経た万博公園の新たな魅力が体感できる。

 一方、「1970大阪万博展覧会」(主催:大阪府)は、3月1日~3日まで福岡、3月9日・10、12~14日まで兵庫、3月16日・17日には東京で巡回展として開催される。
 巡回展の東京(寺田倉庫 G3-6F)では、1970年大阪万博の膨大な資料をベースに生成AIによって再編集し、アートとして現代に蘇らせる。
 また、兵庫(KIITO 1FギャラリーB)、福岡(キャナルシティ博多 センターウォーク5F)では、70年万博のパビリオンをイメージした空間に、1970年大阪万博の数万点に及ぶアーカイブから厳選したポスターやチラシ、パンフレットなどのビジュアル資料を中心に展示。実物だけでなく、現在的な視点からアーカイブを再解釈したデジタルコンテンツも合わせて展開するなど、1970年大阪万博と2025年大阪・関西万博をクロスオーバーする展示会となる。

 なお、同イベントでは令和6年能登半島地震における復興支援のため、会場に募金箱を設置し、支援を募る。併せて、同事業参画者から義援金を募り令和 6 年能登半島地震大阪府義援金へ寄付する。【令和6年能登半島地震 大阪府義援金】https://www.pref.osaka.lg.jp/kikikanri/r6_noto_gienkin/index.html
 各イベントの概要は次の通り。

◆アート&サイエンスフェスティバル(大阪)
・日程:2024年3月9日(土)~12(火)、14(木)~17日(日) 10:00~17:00

※休園日:3月13日(水)
※3月9日(土)・10日(日)・16日(土)・17日(日)は、21:00(最終入園20:30)まで時間延長。

※夜間コンテンツ【太陽の広場:プロジェクションマッピング/夢の池:ウォーターアートプロジェクション】は時間延長日のみ実施。

・会場:万博記念公園(大阪府吹田市千里万博公園)

●メイン会場/EXPO’70 パビリオン 1Fホワイエ、パビリオン別館 1F展示室

●サブ会場/太陽の広場、夢の池、日本庭園

・主催:大阪府

・料金:無料 ※別途、万博記念公園への入園料(大人260円、小中学生80円)が必要。

・参加アーティスト:宇川直宏、BRDG & IKEGAMI、SWAG、三木 祐子+ 金崎studio ART
MANEGEMENT 、ATWAS、TRADMAN’S BONSAI、sakishiraz (調整中)

・コンセプト:レガシーと呼応する森へ、そして…
 1970年に約6421万人が一つの渦のなかに高揚し、集い顔を見合わせた万博会場は、54年を経て大きな森になった。森に息づくレガシーをいま、未来につなぐ体験をここに。
 時代を超えて様々な空間を有する万博記念公園の多様性を体現する展開として、かつての大阪万博で「生まれたもの」「拡まったもの」など、70年万博のレガシーにフォーカスしながら最新テクノロジーによって新たな万博の魅力を創出。

◆1970大阪万博展覧会 Re:PLAY パビリオン・パンフレット・アーカイブ(博多)

・日程:2024年3月1日(金)~3日(日) 10:00〜17:00

・会場:キャナルシティ博多 センターウォーク5F(福岡県福岡市博多区住吉1-2)

・主催:大阪府

・入場:無料

・概要:万博会場で多くの人々を魅了した数多くのパビリオン。その全体像を会場模型や各館のパンフレット(約100点)、コスチュームなどを通して紹介します。建物だけでなく、各館でどのようなことが行われ、人々が体験できたのかを明らかにして、70年万博が持つ魅力を掘り起こす。会場では、来場者が実際にパンフレットの中身を自由にみられるデジタルコンテンツを用意する。

◆1970大阪万博展覧会 Re:PLAY エキスポ・ポスター・アーカイブ(神戸)

・日程:2024年3月9日(土)・10日(日)、12日(火)~14日(木) 10:00〜17:00

・会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)1F ギャラリーB(兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4)

・主催:大阪府

・入場:無料

・概要:1970年大阪万博のデザインレガシーが強く感じられる、ポスターやパネル約90点を展示。
 展示空間は、1970年大阪万博のパビリオンである建築家・黒川紀章設計のタカラ・ビューティリオンをモチーフとした展示什器で構成する。


◆1970大阪万博展覧会 「Re:EDIT 702024」 with Generative AI(東京)

・日程:2024年3月16日(土)・17日(日) 11:00〜20:00

・会場:寺田倉庫 G3-6F(東京都品川区東品川2-6-10)

・主催:大阪府

・入場:無料

・概要:大阪万博のレガシーのひとつである、アーカイブをパフォーミングアーツとして再生成する。

・アーティスト:宇川直宏、0 // 2023 Public Visuals、BRDG、Cosmic Lab、Hyper geek、REALROCKDESIGN、HEART BOMB、フランソワ・バシェ

・展開:70年万博のアーカイブをXRインスタレーションとして現代に蘇生。
 70年万博のデータを活用し、生成AIをモチーフにしたAUDIO VISUALイベントを展開

【キュレーター&ディレクター プロフィール】

◆万博記念公園、巡回展【東京・寺田倉庫G3-6F】キュレーター&アーティスト:宇川直宏氏(現”在”美術家)
 万博記念公園及び東京会場のキュレーター兼アーティストには、現”在”美術家の宇川直宏氏を起用。同氏は、映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、キュレーター、サウンドシステム構築、大学教授など、80年代末より、さまざまな領域で多岐にわたる活動を行っており、2010 年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。
 宇川氏はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの”現在美術作品”と位置づけている。今回もこの「DOMMUNE」を活用しながら生成AIを活用した表現をはじめ、同氏がキュレーションする国内外のアーティストが70年万博のアーカイブを最新テクノロジーによって再構築する等、多様なテクノロジーアートを展開する。

◆巡回展 展示ディレクター:川勝 真一氏(建築キュレーター)、一般社団法人建築文化代表理事

 2008年に建築と社会の関係をリサーチし、さまざまなプロジェクトを展開するRAD(research for Architectural Domain)を設立し、建築の展覧会キュレーション、市民参加型の改修ワークショップの企画運営、レクチャーイベントの実施、行政への都市利用提案などの実践を国内外で実施。
 建築のみならずアートや、地域資源を活用したまちづくり分野との協同も多い。2023年に建築文化のさらなる発展を目指し、一般社団法人建築文化を創設。
 主な企画に「Architecture Pass Kyoto」(2022)、「アートが街を表現する―循環するコモンズたちの都市―」(主催:森美術館、2018-2019)、「PARIS TOKYO – KENCHIKU ARCHITECTURE」(主催:パリ市都市建築博物館、2013)。参加展覧会には、「BI-CITY BIENNALE OF URBANISM¥ARCHITECTURE (SHENZHEN) 」(2019)「Still Moving」(主催:京都市立芸術大学、2015)「Adhocracy Athens」(主催:Onassis Cultural Centre、2015)などがある。

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