塩野義製薬は7日、環境情報開示に取り組む国際的な非営利団体CDPより、「気候変動」および「水セキュリティ」の2つのコーポレートサステイナビリティ分野において、2年連続で両分野の「Aリスト企業」に選定されたと発表した。同選定は、同社の透明性とパフォーマンスにおけるリーダーシップが認められたもの。
これにより、CDPが2023年に「気候変動」および「水セキュリティ」の分野においてスコアリング対象とした世界の2万1000社以上の企業の中で、両分野で最高評価「Aリスト企業」に選定された61社のうちの1社となった。
SHIONOGIグループは、SHIONOGI Group Heritage(SHIONOGIの基本方針)ならびにSHIONOGIグループ行動憲章のもと、取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として「環境への配慮」を特定。SHIONOGIグループEHSポリシーならびにSHIONOGIグループEHS行動規範に基づいて環境保護に貢献するための中長期的な行動目標を設定し、気候変動、水資源を含む省資源・資源循環、AMR(Antimicrobial Resistance:薬剤耐性)対策などに取り組んでいる。
今回の「Aリスト企業」への選定は、SHIONOGIグループが温室効果ガス排出量の削減、水資源の保護、洪水のリスク低減、そして抗菌薬の環境排出低減を目的とした排水の適正管理を高いレベルで継続して実施していることが高く評価されたものである。
SHIONOGIグループは、引き続きSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の達成に向けて、サステイナビリティ課題に対する責任ある対応を強化し、事業を通じた「企業としての成長」と「持続可能な社会への貢献」を両立して将来にわたって必要とされる企業であり続けるよう努力していく。