MSDは13日、JobRainbowのD&I Award1の大企業部門において、3年連続で最上位の「Best Workplace for Diversity & Inclusion」に認定されたと発表した。
今回の認定は、MSDが日本国内だけでなく世界的にも高い水準でDE&Iの推進に取り組んでいる先進的な会社であること、DE&Iの企業文化を醸成し社員一人ひとりが推進の担い手として積極的に活動し、DE&Iの理念がサービスや事業、企業組織のあらゆる側面に反映されており社外にも良い影響を与えていることなどが評価されたもの。
MSDでは、社員が持つあらゆる違いを強みの源泉ととらえており、社員一人ひとりが自分らしく力を発揮できるよう、年齢、性別、国籍、障害の有無、性的指向、性自認にとどまらず、多様な背景や価値観を持つ人財が集まるチームづくりを積極的に行うなどして、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進に力を入れている。
これまでMSDが行ってきた主な取り組みは次のとおり。
◆「MSDダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン宣言(DE&I宣言)」を策定し、個々の社員のあらゆる違いを尊重する方針を明文化している。
◆部門を超えて共通のテーマ(世代、ジェンダー、LGBTQ、障害者支援、育児/介護、ボランティア、がんピアサポート)について話し合えるよう、多くの社員ネットワークが組織され、積極的に活動している。これらに加えて、MSDがより良い職場となるように特定のテーマにとどまらず、社員エンゲージメント向上を目指して「カルチャーアンバサダー」が活動している。
◆コロナ禍以前から取得事由・取得日数・勤務場所不問のテレワーク制度や、裁量労働制度を導入し、また最近では対面のコラボレーションとリモートワークの最適な組み合わせで成果を最大化するハイブリッドワーキングモデルを導入し、柔軟な働き方を促進している。
◆既存の生理休暇をエクイティ休暇と名称変更し、月3日まで有給で取得することができる。
◆女性活躍推進に関する取り組みを積極的に行い「えるぼし認定」の最高位の3つ星を取得した。
◆仕事と育児の両立を目的に、育児休業のうち最長通算3ヵ月(60営業日)を有給で取得できる制度を設けている。
◆同性パートナーや事実婚パートナーを人事規程上の配偶者とみなし、手当・休暇など各種福利厚生が適用される制度を設けている。また、婚姻の平等(同性婚の法制化)に賛同する社外キャンペーンへの参加