ティーペック(本社:東京都)は、若手社員のメンタルヘルス問題の実態把握にむけて、コロナ禍(2020年以降)に入社した若手社員1000名を対象に実施した「若手社員のメンタルヘルスに関する調査」結果を公表した。
調査では、51%が仕事を辞めたいと感じており、社外の相談窓口の設置が有効であることが判明。ティーペックでは、調査結果と同社のメンタルヘルスカウンセリング相談データから見えた早期離職対策をまとめた資料と、ポストコロナにおける企業のメンタルヘルスの実態を紹介するセミナー動画を公開している。調査概要と調査結果は次の通り。
【調査概要】
◆期間: 2023年7月21日~24日
◆方法: インターネット調査(委託先調査会社:株式会社クロス・マーケティング)
◆対象: 2020年~2023年に入社した回答時18~25歳・入社3年未満の会社勤務の男女1000名(一般社員・管理職)
【結果概要】
・ 全体の半数以上がストレスを感じており、原因は社内の人間関係が最多。
・ 入社1~2年未満の社員が最もストレスを抱えている。
・ 51%が仕事を辞めたいと感じており、相談相手がいない人の方が仕事を辞めたいと感じている傾向がある。
調査結果・ティーペック相談データからの考察資料配布
若手の早期離職をどう防ぐか!データからみる若手社員のメンタルヘルスの実態
若手社員の3年以内の早期離職は3割を超えているといわれており、多くの企業で若手社員の早期離職が課題となっている。その中でも、健康経営に取り組む多くの企業がコロナ禍に入社した若手社員のメンタルヘルスケアに関して課題を感じている傾向がある。
調査結果より、相談相手が社内にいる方が、いない場合よりも仕事を辞めたいと感じにくい傾向があり、相談体制を整えることが早期離職防止の重要な施策の一つと判った。
また、上司等との人間関係がデリケートである場合は社内相談が難しいこと、若手社員の年代ならではの悩み・多様な人生観をもつ若手世代への適切な対応が求められることを考慮すると、専門家が対応する社外の相談窓口が効果的であると考えられる。
同調査結果およびティーペックの相談データをもとに若手の早期離職問題に有効な対策を下記資料にまとめた。若手社員のメンタルヘルスについてはセミナー動画でも紹介している。
【調査結果詳細役立ち資料】
若手の早期離職をどう防ぐか!データからみる若手社員のメンタルヘルスの実態
【関連テーマセミナー動画】
「ポストコロナにおける企業のメンタルヘルスの実態 ~コロナ禍入社の若手社員は今~」