オープンイノベーション加速のためOVI FIへの投資規模を2倍に拡大 小野薬品

 小野薬品は1日、2020年5月に米国カリフォルニア州にコーポレートベンチャーキャピタルファンドとして設立したOVI FIへの投資出資額の上限を1億米ドルから2億米ドルに拡大したと発表した。
 投資額拡大は、オープンイノベーションの推進に向けた戦略的な投資の実施を目的としたもの。
 同社は、画期的な新薬の創製に向けた創薬標的や先端技術の導入・提携を目的として、創薬関連のバイオベンチャーやスタートアップ企業を対象とする投資を行うため、2020年5月に投資ファンドの管理運営を行う米国の現地法人としてOVI(米国カリフォルニア州)を設立した。
 2020年の設立以来、直近に新規投資したPhotys Therapeutics(本社:米国マサチューセッツ州)を含め、これまでに11社のバイオベンチャー企業への戦略的投資により創薬活動を支援してきた。
 今回の投資出資額の拡大により、同社は、OVIおよびOVI FIの活動を通して、さらなるオープンイノベーションを創出、加速し、バイオベンチャーやスタートアップ企業への戦略的な投資を実施していく。
 同社では、これにより、引き続きイノベーションを推進し、革新的な新薬の創製により持続的な成長に向けて取り組んでいく。

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