すべてのがん患者と家族にエールを!ドキュメンタリービデオ「洋平さんぽ」公開 武田薬品

大橋洋平氏の「洋平さんぽ」オープニングより

 武田薬品は22日、緩和ケア医師が肺がん患者を訪ね、日々の暮らしや生きがいにふれるドキュメンタリービデオ「洋平さんぽ」を公開したと発表した。同ビデオの公開は、すべてのがん患者とその家族にエールを送ることを目的としたもの。
 「洋平さんぽ」では、自らも消化管間質腫瘍(ジスト)と診断され、治療を続けている緩和ケア医師の大橋洋平氏が二人の肺がん患者を訪ね、がんになって気づいた大切なものについて対話している。
 当該ビデオは、がん患者の視点からNPO法人肺がん患者の会ワンステップが監修し、武田薬品のがん情報ポータルサイトであるキャンサーペディアに公開している。
 武田薬品の日本オンコロジー事業部は、2021年に患者を中心とした公平ながん医療の実現の支援を目指し「Takeda Japan Oncology Policy」を策定し、医療機関や患者支援団体とパートナーシップを結びながら、アドボカシー活動を推進している。
 同企画は、がん患者を取り巻くさまざまな医療課題の中から、がん治療そのものだけでなく「がんとの共生・精神的ケア」に主眼を置いている。制作にあたり、がん患者や家族の視点を取り入れるため「NPO法人肺がん患者の会ワンステップ」に監修を依頼した。
 「洋平さんぽ」は当社のがん情報ポータルサイトキャンサーペディアから閲覧できる。
 がん治療を受ける際に必要となる情報を包括的にお届けするための情報ポータルサイトである「キャンサーペディア」は、次の5つの大項目から構成されている。

1、知る・・・医療関係者とのコミュニケーションを円滑に進めるためのポイントや、がん治療における信頼性の高い情報を得るための方法について紹介する。

2、伝える・・・ご自身の症状や療養生活での悩みなど、相談できるコミュニティと、自身について「伝える」ための工夫について紹介する。

3、つながる・・・同じ悩みや経験を持つ人と情報を共有、共感することでがんに正しく向き合えることがある。患者同士の支え合いの場を紹介する。

4、心の問題・・・がんと診断されたとき、患者自身や、その家族の「心の問題」にどうやって対処するか、そのヒントを紹介する。

5、費用の問題・・・治療・入院にかかる費用など、経済的な負担を軽減してくれる支援制度をわかりやすく紹介する。

◆長谷川一男NPO法人肺がん患者の会ワンステップ代表のコメント
 自然体で素直な気持ちを共有すること、がんと向き合って明日を生きる力の大切さを示してくださった大橋先生と二人のがん患者さんとそのご家族に心より感謝する。
 患者さん一人ひとりで異なるペイシェントジャーニーに心を向けて、命の尊さ、その人らしい時間を過ごすことの大切さについてふれ、この動画がすべての人にとって生きる勇気が湧くエールになればと願っている。

豚まんづくりをする三木さん(左)と洋平氏(右)
三木さん編より
「幸せの価値」について話す北口さん夫婦
北口さん編より
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