ギリアドは13日、多剤耐性HIV-1感染症治療薬として、「シュンレンカ皮下注」および「シュンレンカ)錠」を同日、新発売すると発表した。
シュンレンカは、年2回投与するファースト・イン・クラスの長時間作用型HIVカプシド阻害剤で、現在の治療法では適切にウイルス抑制ができない成人HIV陽性者に対する患者中心の治療選択肢だ。
シュンレンカは、国内では、初めての多剤耐性HIV-1感染症の治療薬として本年8月1日に承認された。同剤の承認は、多剤治療歴を有する多剤耐性HIV-1陽性者を対象とした最適なバックグラウンドレジメンとの併用で、シュンレンカを6カ月毎に皮下投与した場合の安全性と有効性を評価したP2/3相、無作為化、プラセボ対照、多施設共同試験データに基づいている。
◆ケネット・ブライスティング ギリアド代表取締役社長のコメント
我々の目標は、日本および世界でのHIV流行を終結させることだ。HIV流行終結のための活動には、HIVとともに生きる人々やコミュニティが日々直面するアンメットニーズに対して、患者中心の治療選択肢を提供するための継続的なイノベーションへのコミットメントが含まれる。
我々は、初の年2回投与である長時間作用型注射剤のシュンレンカが、HIV治療環境を一変させ、HIV流行の終結につながると確信している。