SOMPOホールディングスは、KCJ GROUPが運営する子どもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」(東京都江東区)で、SOMPOケアによる「介護福祉士」体験ができる『ケアサポートセンター』パビリオンを19日よりオープンした。
同パビリオンで子どもたちは、「介護福祉士」として高齢者の身体状態や介護の専門的な知識、ICTを使った新しい介護技術などを学び、実際に介助体験を行う。体験を通じて未来を担う子どもたちが、相手の立場になって寄り添い、行動する力を身につけるとともに、新しい介護の可能性を知り、介護職への興味・関心を持つ機会を提供する。SOMPOケア 『ケアサポートセンター』パビリオン特設ページは、 https://smilekaigotown.sompocare.com/lessonstudio/kidzania/
超高齢社会を迎えた現代の日本において、高齢者人口増加に伴う介護人材不足は大きな社会課題である。この課題に対して、SOMPOケアは、積極的なICT技術の活用による業務効率化や、処遇改善を通じた働きやすく、働きがいのある職場環境の整備などに取り組んでおり、介護業界の変革にチャレンジしている。
一方で、現代は家族構造の変化により、祖父母とは別々に生活する割合が増えているなど、子どもが高齢者と触れ合う機会が減っている。2025年には3人に1人が65歳以上の高齢者となることが見込まれる日本において、子どもたちが高齢者の持つ知識や経験を尊重し、身体状態等を理解しながら敬意を持った接し方を学ぶことは、大変意義のあることだと考えられる。
同社では、こうした状況を踏まえ、子どもたちに高齢者のことを理解してもらうとともに、介護職の魅力を感じてもらう場として、今回、キッザニア東京に『ケアサポートセンター』パビリオンをオープンした。
『ケアサポートセンター』では、実際にSOMPOケアの介護現場で導入しているICTシステムを体験したり、車いすを押してキッザニアの街を歩いたり、介護現場で日々行われている介助を体験すできる。
未来を担う子どもたちが、高齢者の気持ちを考え行動する力を身につけるとともに、ICTを使った最新の介護技術に触れることで”新しい介護”の可能性を知り、「介護福祉士」への興味・関心を高め、介護の仕事が子どもたちの憧れの職業になることを目指す。「ケアサポートセンター」体験の流れ、成果物、パビリオンの概要は、次の通り。
【「ケアサポートセンター」体験の流れ】
・高齢者の姿勢を体験!
特殊な器具を装着し身体の動きにくさを実感することで、高齢者の身体状態や気持ちを理解する。
・睡眠状態を管理するICTシステムをチェック!
最新のICTシステムを活用し、遠隔で高齢者の睡眠状態をチェックする。
・実際に介助を体験!
ベッドに横たわる介護人形を起こす介助(離床介助)と、ベッドから車椅子へ移動する介助(移乗介助)を行い、介護人形が外出する準備を整える。
・車いすでキッザニアの街へ!
車いすの操作方法を学ぶ。その後、車いすを押したり、車いすに乗ったりしながらキッザニアの街を散策する。
【成果物】
体験後は、介護福祉士認定の証として写真入りのIDカードを持ち帰ることができる。
カードの裏側には、介護福祉士としての大切な心構えである「介護福祉士の心得」が記されている。また、記載されている二次元バーコードを読み取ると、体験した人しか見ることができない特別なウェブページにアクセスすることができる!
【「ケアサポートセンター」のユニフォーム】
「ケアサポートセンター」のユニフォームは、実際にSOMPOケアの介護現場で使用しているユニフォームをベースにしている。もっとも重要である「動きやすさ」を取り入れながら、キッザニア東京限定のデザインに仕上げた。
【パビリオンの概要】
◆パビリオン名:ケアサポートセンター
◆職業:介護福祉士
◆店員:4名/1回
◆所要時間:約30分
◆給料:8キッゾ
◆成果物:IDカード