第一三共は16日、クオールと連結子会社の第一三共エスファ(DSEP)の保有株式の全てを譲渡する契約を締結したと発表した。
なお、DSEP株式譲渡のスケジュールについては、同社保有株式の51%を2024年4月までに譲渡し、将来的に100%をクオールへ譲渡する予定である。
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国内における後発医薬品は、国の使用促進策とともに先発医薬品からの置き換えが進み、使用割合は既に目標(対象市場の 80%)に概ね達している。
現在、後発医薬品は不可欠なものと認識されているが、一方では安定供給や品質管理などに課題を残している。
DSEPは、オーソライズドジェネリック(AG)製品を強みとして急速に業績を拡大してきた。一方、クオールは、保険薬局事業と医療関連事業の二つの事業で構成されており、それぞれの領域において、医療や健康を支える事業に取り組んでいる。
今回、両社の事業が融合することで発揮されるシナジーにより、AG を中心とするDSEPジェネリック事業の拡充に向けた開発力や安定供給力などの強化および新規事業の検討により、これまで以上に患者や医療関係者などステークホルダーからの期待に応えていくことが最適との結論に至ったもの。