中央区から薬剤師の鈴木りえ氏初当選 大阪市議選挙

左から鈴木氏、児玉氏、有本氏

 大阪市議会議員選挙に大阪市中央区より自由民主党公認候補として立候補した薬剤師の鈴木りえ氏が初当選を果たした。
 薬剤師であり大阪府薬剤師会理事を務める鈴木氏は54歳。獲得票数は6053票。これまで自ら経営する数店舗の薬局の店頭に立ち、日々患者相談、大阪市の地域医療の課題に真摯に向き合ってきた。今回、大阪市会議員の有本純子氏の勇退に伴い、後任として中央区から立候補し、見事初当選した。
 鈴木氏は、「中央区、薬剤師会、柔道整復師を始め各組合・連合会のご支援に感謝したい」と強調。その上で、「選挙で反省すべき点は多数あるものの、国家試験の合格と同じで、1票でも上回れば勝ちは勝ち。大阪市民、中央区民のために医療人として培ってきた経験を活かして尽力したい」と喜びの声を上げた。
 児玉孝前日本薬剤師会会長(元大阪府薬剤師会会長)は、今回の鈴木氏の快挙に対し、「公約を明確に掲げて選挙に臨んだ。大阪市議として、市行政に薬剤師職能の重要性を訴求してくれることを期待している」とコメントした。
 立候補予定に当っては鈴木氏は、①医療連携の強化、②未来を見据えた子育て支援、③商店街・市場の活性化、④伝統芸能の文化継承、⑤中小企業支援ーの5つの政策を掲げている。
  

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