武田薬品は3日、メタバース・オンライン・リアル空間を中継した従業員参加型入社式を実施した。今年は初の試みとして、メタバースとオンライン会議システム(Teams)を活用。大阪の研修所から新入社員 52 名、Teamsから経営陣、メタバース空間から全国各地の従業員約200 名が参加し、リアルと仮想空間のハイブリッド形式の入社式となった。
古田未来乃武田薬品ジャパン ファーマ ビジネス ユニット プレジデントの新入社員への祝辞内容および当日の往路グラムは次の通り。
【古田未来乃ジャパン ファーマ ビジネス ユニットプレジデントの祝辞内容】
入社おめでとう。今日はお伝えしたいことが3点ある。
1点目は、タケダの存在意義は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に革新的な医薬品で患者さんに貢献するということである。それを果たすために、私たちの約束や行動指針がある。
私たちの約束の1つ目は、すべての患者さんのために、これは、革新的な医薬品を作るだけではなく、しっかりと患者さんに届けるということである。
2つ目は、ともに働く仲間のために、私たちは、完璧ではないが最高の職場を作りたいと考えており、努力を続けている。
3つ目が、いのちを育む地球のために、私たちの活動がただ環境への負荷とならないように、サステナブルな状態であることを目指している。
最後に、これらを支えるデータとデジタルの力を使うことで、イノベーションを起こす。これがタケダの企業理念であり、戦略的なフレームワークである。
2点目は、私たちの価値観であるタケダイズム「誠実:公正、正直、不屈」である。私たちは、このタケダイズムを道しるべ(羅針盤)とし、「PTRB:1、患者さんに寄り添い(Patient)2、人々と信頼関係を築き(Trust)3、社会的評価を向上させ(Reputation)4、持続可能な事業を発展させる(Business)」を日々の行動指針としている。
これは、世界中の仲間がみな共有しているものであり、経営会議でも難しい決断をこのタケダの価値観、行動指針に沿って行っている。
最後に、タケダは、人材育成、DE&I、ウェルビーイング(心身の健康)、生涯学習の4つのテーマに取り組んでいる。その中でも特に生涯学習を皆さんに意識してほしいと考えている。「何も変わらない人は、なにも変えることができない」という言葉があるように、常に学び続けるということを意識していただきたいと思う。
学びを止めないで、ずっと学び続けていくという前に進む力が、組織の力になり、患者さん、そして社会に価値を届ける源泉となる。組織としても、多くの学びの機会を提供していく。
【当日プログラム】
◆クリストフ・ウェバー社長 CEO からの動画メッセージ(Teams から共有)
◆古田未来乃ジャパン ファーマ ビジネス ユニット プレジデント 歓迎の言葉(Teams から共有)
◆2022 年度入社者からの歓迎メッセージ(メタバース上でのプレゼンテーション)
◆2023 年度新卒新入社員の決意表明(研修所リアル会場から様子を共有)