東京都北区と「高齢者施設等の感染症対応能力向上」で連携協定締結 塩野義製薬

左から花川東京都北区長、三春洋介塩野義製薬執行役員ヘルスケア戦略本部長 

 塩野義製薬は22日、東京都北区(区長:花川 與惣太)と「高齢者施設等の感染症対応能力向上等に係る連携協定」を締結したと発表した。
 一般的に高齢者は若年者に比べて病気に対する抵抗力が弱いため、様々な感染症にかかりやすく、重症化もしやすいため、日ごろの予防や早期発見・早期対応が重要である。
 特に、高齢者施設などにおいては、感染症の蔓延を未然に防ぐために医療・介護関係者に対する研修を実施するなど、事前対応型の感染症対策の充実が望まれている。
 同協定に基づき、塩野義製薬と東京都北区はそれぞれの強みを活かして密接に連携し、次の取り組みを実施する。

(1)高齢者施設等の感染症対応能力向上に関する取り組み

(2)高齢者施設等を利用する高齢者のニーズ探索に関する調査

(3)高齢者介護及び在宅医療に関する課題及びニーズ探索のための調査

(4)その他、本協定の目的に資する取り組み

 これまでも、東京都北区は高齢化率の高さが都内有数であることを鑑み、新型コロナ対策などで高齢者施設等における感染予防事業などを積極的に推進してきた。塩野義製薬は、公衆衛生の向上及び保健福祉の推進を図るため、自治体等と連携し、感染症領域におけるCSR活動を積極的に推進してきた。
 同協定締結に伴い、塩野義製薬と東京都北区は連携して継続的に事業を実施することで、こうした取り組みを強化し、東京都北区が基本計画に掲げる「健やかに安心してくらせるまちづくり」の実現と、社会における公衆衛生の向上及び保健福祉の推進に貢献していく。

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