トラスツズマブデルクステカン　HER2発現複数固形がんP2試験中間解析で初期目標達成　第一三共

　第一三共は6日、トラスツズマブデルクステカン（T-DXd/DS-8201）について、前治療歴のあるHER2発現の進行性固形がんを対象としたP2験（DESTINY-PanTumor02）の中間解析において、所期の目標を達成したと発表した。
　DESTINY-PanTumor02試験は、前治療歴のある進行性のHER2発現の固形がん（胆道がん、膀胱がん、子宮頸がん、子宮内膜がん、卵巣がん、膵臓がんおよび希少がん）患者268名を対象に、同剤の有効性と安全性を評価するグローバルP2試験。
　同試験の主要評価項目である客観的奏効率の中間解析において、同剤投与群は所期の目標を達成し、持続的奏効を示した。
　安全性については、新たな懸念は認められず、本剤の他試験結果と同様の傾向であった。同試験結果の詳細は、今後、学会にて公表する予定である。