より安心できる社会に戻すために感染症メーカーとして精一杯社会貢献 手代木功塩野義製薬会長兼社長CEOが年頭所感

 手代木功塩野義製薬会長兼社長CEOは5日、2023年社内向け年頭所感を発表した。年頭所感の内容は、次の通り。

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 SHIONOGIファミリーの皆さん、新年明けましておめでとうございます。年末以降、強い寒波を含め厳しい気候が大きな被害を与えるなど、困難な事態に遭遇した人もおられるかもしれないが、全体としては安全で落ち着いた年末年始を送られたと思われる。
 世界的にみると、COVID-19によるパンデミックが少しずつ収束へ向かう中で、我が国においても、感染対策をとりながら「できる限り通常の生活に戻していこう」という人々が増えている。
 SHIONOGIファミリーにとって2022年の最も大きな出来事は、11月22日にゾコーバ錠の緊急承認を取得したことに間違いはない。すでに、多くの先生方や患者さんより期待と感謝の声をいただいている。これこそヘルスケアカンパニーとして何よりの喜びである。SHIONOGIには、社会から期待されていることがまだまだある。一日も早く、皆さんに通常の生活にお戻りいただいて、「社会そのもの」をより安心できる状況へと戻していくために、感染症メーカーとして精一杯社会貢献していこう。
 2023年は、新しいSHIONOGIファミリーのスタートとして、さらには、私たちを取り巻く4つのステークホルダーズに対して、SHIONOGIが「次の更なる成長へ向け」どのように変化していくのか、方向性を示していく年でもある。その新しいステージに来ているからこそ、私たち自身も「真のTransform」が必要である。
 不断に努力する人の集まりに変わっていくことで、「真のTransform」を実現していこう。その中には、コンプライアンスやD&Iを「正しく理解する」、そして、そのための努力を怠らないことが含まれることも認識して頂きたい。「みんなちがって、みんないい」を心から信じる個人の集まりになることを、この場で誓っていただきたいと思う。創業145周年でもある2023年の一字は「直」にしたいと思う。文字通り「まっすぐに」、「やるべきことをやる」という意味である。
 2022年7月にスタートした4つの管掌(創り、造り、売る+コーポレート)に関して、やらなければならないことは明確である。それぞれ目標に「直接的に取り組み、必ず成果を出す」(直には「伸ばす」という意味も含みます)、コンプライアンスやD&Iに関して、学んで直すべきところは直していく「素直な態度」という想いを込めた。
 また、「直」の部首は「目」である。目を見開いてまっすぐに見ることから来ている。胸を張り、まっすぐ前を見て大きく成長していこう。

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