塩野義製薬は、11月24日~12月18日までの新型コロナ経口治療薬「ゾコーバ」の使用状況や副作用に関する市販後調査の第2回中間報告を同社医療関係者向けサイトで公表した。
その間の推定使用患者数は4640人で、重篤な副作用報告は2件あった。使用患者の年齢群別内訳は、10歳以上20歳未満402人、20歳以上30歳未満842名、30歳以上40歳未満862人、40歳以上50歳未満1047人、50歳以上60歳未満816人、60歳以上70歳未満251人、70歳以上80歳未満154人、80歳以上90歳未満124人、90歳以上82人。年齢別では、20代から50代の使用が多く、全体の76.9%を占める。
副作用は、重篤症例2件(免疫障害1件、胃腸障害1件)、非重篤な副作用は87件。
87件の内訳は、神経障害15件(頭痛12件など)、胃腸障害61件(下痢33件、悪心12件、嘔吐10件など)、皮膚および皮下組織障害2件。
国産初の新型コロナ治療薬「ゾコーバ」は、日本国政府が12日付で100万人分を追加購入した。
11月26日より予め都道府県においてリストされた医療機関・薬局に配分されたが、12月15日よりリスト登録施設に加え、都道府県が選定した医療機関・薬局においても取り扱いが可能となり、全国における配布医療機関・薬局数が拡大されている。