乾英夫大阪府薬剤師会会長は19日、今年一年を振り返り、「2023年大阪府薬‟重大ニュース”」を次の通り発表した。
(1) 3年に及ぶ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する薬局・薬剤師によるその活動(①大阪府における若年軽症者への抗原定性検査キット無償配布事業に府内1764薬局が参加協力。②薬局での無料検査事業の実施。③一般用・医療用抗原定性検査キット(コロナ・インフル同時検査キットを含む)の販売。④新型コロナ経口治療薬(ラゲブリオ、パキロビッド、ゾコーバ)はじめ自宅療養・宿泊療養患者に対する医薬品の供給、調剤及び配送の実施。⑤次の新興感染症に備え、日薬作成の研修プログラムによる薬剤師のための予防接種に係る研修会を開催し200名強に修了書発行。)
(2) 令和4年度診療報酬・調剤報酬改定。(①対物業務から対人業務中心への転換の推進。②薬局の機能と効率性に応じた評価の見直し。③在宅業務の推進。④ICTの活用。⑤リフィル処方箋の仕組みの導入。)
(3) 2年に及ぶ後発医薬品等安定供給の綻びによる薬局業務の逼迫、流通及び対応状況の調査の実施。
(4) 薬局DX・データヘルス集中改革プラン推進に向けて。(①オンライン資格確認の原則義務化。②電子処方箋の令和5年1月運用開始。③薬剤師資格証(HPKIカード)の受付再開。)
(5) 薬局薬剤師の業務及び薬局機能に関するWGとりまとめ~薬剤師が地域で活躍するためのアクションプラン~公表。
(6) 緊急承認制度第1号として新型コロナウイルス治療薬ゾコーバ、2回目の審議で承認。
(7) 府薬会営南河内薬局の閉局、会員薬局に譲渡。
(8) 乾執行部2期目スタート
(9) 地域フォーミュラリ検討委員会、薬局DX検討委員会を新たに設置。
(10) 故酒井文子氏のご遺贈による会館外壁改修、照明LED化等工事。
※番外 第26回参議院通常選挙において神谷政幸氏初当選。