東京都医学総合研究所 は9月25日に一般人向け講演会として第4回都民講座 「その眠気、病気かも」をテーマにハイブリッド形式(会場+オンライン配信)で開催する。
当日は、中山秀章東京医科大学睡眠学講座教授、本多真同研究所プロジェクトリーダーが睡眠について講演する。参加は、申し込み順で、参加料は無料。
講演会の概要および講演内容は次の通り。
【講演会の概要】
1、日時:9月25日(日)午後2時30分から午後4時まで
2、開催方法:会場とWeb会議システム「Zoom」によるハイブリッド開催
3、演題と演者
◆「睡眠時無呼吸と眠気」=中山秀章東京医科大学睡眠学講座教授
◆「眠気の評価と”居眠り病”」=本多真東京都医学総合研究所プロジェクトリーダー
4、参加者:定員540名(都医学研講堂:40名、オンライン:500名 事前申込、先着順、無料)
5申込方法
◆会場で聴講する人
往復はがき又はメールで申し込む(1通につき2名まで)。往復はがきは、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、2名希望の場合は同伴者氏名及び「第4回都民講座(対面式希望)」と記入の上、申し込む。
返信用はがき表面にも、郵便番号・住所・氏名を必ず記入する。
メールは、件名を「第4回都民講座(対面式希望)」とし、氏名、電話番号及び2名希望の場合は同伴者氏名を記入の上、申込専用アドレス(tomin@igakuken.or.jp)まで申し込む。
◆オンライン視聴の人
ホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin/2022/tomin04.html)の登録フォームより申し込む。
◆締切
締切は、9月20日(火曜日)(往復はがき:必着、メール:必着)
【講演要旨】
◆「睡眠時無呼吸と眠気」
中山秀章東京医科大学睡眠学講座教授
いびきを指摘されたり、睡眠中に呼吸が止まっていると言われたり、また、見たりしたことはないだろうか?そのような場合は、睡眠時無呼吸の可能性があるので、一度、検査を勧める。ただ、一人暮らしでわからないという人もいるかもしれない。そのような場合には、眠気がある、あるいは、よく眠れていないなどの症状を自覚している中高年の人は、かかりつけの医師などの医療関係者に相談して頂きたい。
今回、睡眠時無呼吸という疾患と、眠気あるいは不眠の症状の関係についてお話しする。
◆「眠気の評価と”居眠り病”」
本多真東京都医学総合研究所プロジェクトリーダー
眠気・居眠りは身近なものだが、それが病的なものと判断するのは難しい。眠気の原因は様々で、寝不足、リズムのずれ、睡眠の質が悪い場合などが多く、ねむりの仕組みを知り、よい眠りをとることで眠気に対処する。
だが、夜の眠りが十分とれていても抵抗し難い眠気で眠り込んでしまう「過眠症」という疾患がある。過眠症の代表が”居眠り病”とも呼ばれるナルコレプシーだ。眠気は、学校・社会生活に大きな支障をきたすため、早目の診断・治療が大切である。
本講座では眠気の判定法や対処法と過眠症の症状を紹介する。自身や周囲の人が眠気で困っておられたら、睡眠医療専門機関への受診をお勧め頂きたい。