武田薬品は3日、日本いのちの電話連盟(所在地:東京都)へ 2500万円を拠出し、相談員への研修会や全国の「いのちの電話」の事務局機能の整備を通じての相談事業強化を支援すると発表した。
同支援プロジェクトは、本年4月から2年にわたり実施する武田薬品が日本いのちの電話連盟との人材育成を通じたネットワークの強化と組織および事業の活性化を目指すもの。
同プロジェクトは、新型コロナウイルス感染症の拡大が影響し、孤立や孤独を抱える方や、失業などで将来に不安を抱える人々に寄り添い、いのちをつなぐことを目的に、武田薬品の寄付をもとに、日本いのちの電話連盟が組織強化プロジェクトを実施する。
日本いのちの電話連盟は、相談員への研修の実施や全国に広がる「いのちの電話」の事務局機能の整備を通じて、組織基盤強化に向けた取り組みを展開するとともに、相談事業の強化を推進し、7月には「いのちの電話」の全国の相談員を対象とした「広報に関するオンライン研修」を開催した。
日本いのちの電話連盟 支援プロジェクトの概要は、次の通り。
- 目的
全国の「いのちの電話」の人材育成を通したネットワークの強化と組織及び事業の活性化 - 支援内容
①各センターのIT基盤強化事業
②オンライン版・全国研修会事業
③事務局スタッフ等の研修事業
④相談員研修用の共通テキスト(動画含む)の作成事業 - 対象
全国の「いのちの電話」50センター3分室の職員・相談員 - 期間
2022 年 4 月~2024 年 3 月(2 年間) - 金額
2500 万円
◆日本いのちの電話連盟 堀井茂男理事長のコメント この度のTakeda CARE Programによる日本いのちの電話連盟に対する支援は、我々が50年以上続けてきたこころの危機に陥っている人々のいのちを守る活動のさらなる継続と発展にとって有効なものだと考えている。
◆吹田博史武田薬品グローバル コーポレート アフェアーズジャパンCSR ヘッドのコメント
生きづらさを抱えている人々に寄り添い続けている『いのちの電話』の活動を、本プロジェクトを通じてご支援できることを、大変光栄に思う。
当社は、これからも良き企業市民として、Takeda CARE Program(タケダ・ケア・プログラム)を通じて、見過ごされてきた課題の解決に取り組み、多くの人々が健康で前向きに生きる力を育めるよう、支援を届けていく。