2025年日本国際博覧会協会は、2025年大阪・関西万博会場のシンボルである大屋根(リング)の新しいパース図や、会場内の「通り」や「広場」の名称を記載した最新の会場配置図を公開した。
大屋根(リング)は、大阪・関西万博会場デザインプロデューサーで建築家の藤本壮介氏によりデザインされた「多様でありながら、ひとつ」という本万博の理念を表す大阪・関西万博のシンボルとなる建築物だ。
今回、基本設計を踏まえて万博開催時の姿をより具体的に表現したパース図を新規に作成した。また、新たな会場配置図には、2022年5月30日に発表した民間パビリオンの出展場所を反映させたほか、会場内の「広場」等の名称を初めて記載している。
これらの名称は、自然の事物やこれまでに日本で開催された万博のコンセプト等から普遍的な価値に焦点を当て、世界が連携して守るべき大切なものをイメージして名付けられた。
大屋根(リング)は、完成時には建築面積(水平投影面積)約60,000㎡、高さ12m(外側は20m)、内径約615mの世界最大級の木造建築物となる。
リングの屋根の下は、会場の主動線として円滑な交通空間であると同時に、雨風、日差し等を遮る快適な滞留空間として利用される。
また、リングの屋上からは会場全体を様々な場所から見渡すことができ、さらにリングの外に目を向ければ、瀬戸内海の豊かな自然や夕陽を浴びた光景など、海と空に囲まれた万博会場の魅力を楽しむことができる。
2025年日本国際博覧会協会では、今後も開催に向けた新たな建築物のパース図を追加公開するなど、大阪・関西万博の魅力を伝えていく。