日薬連盟組織内統一候補‟神谷まさゆき氏”の参議院議員当選を報告   大阪府薬連盟尾島会長

笑顔で神谷候補の当選を報告する尾島氏

 大阪府薬剤師会は11日、定例会見を開催し、尾島博司大阪府薬剤師連盟会長が「10日に投開票された第26回参議院選挙の比例区において、日本薬剤師連盟組織内統一候補の神谷まさゆき氏が当選した」と報告した。神谷氏は、自民党比例区で当選した18人中17位で当選、12万7172票を獲得した。
 尾島氏は、「大変厳しい選挙となった。自民党比例区当選者の下位から2番目の当選であったたが当選は当選。今後の神谷氏の活躍に期待したい」と訴求した。

当選した神谷氏


 神谷氏は、自身のツイッターで、「ご支援いただいた皆様に心から感謝の意を表したい」とした上で、「私を当選させてくださった意義を改めて考え、‟政”治で人を‟幸”せにするという両親から与えられた名前の意味をかみしめ、ご支援いただいた皆さまのご期待を裏切ることのないように、力をつくす覚悟である」
と綴っている。
 神谷氏以外の自民党の参議院比例区における医療関係団体組織内統一候補の当選者と獲得票数は、自見英子氏(日本医師会)21万3359票、山田宏氏(日本歯科医師会)17万5835票、友納理緒氏(日本看護協会)17万4287票。神谷氏は4師会候補の中では最下位当選となった。
 また、神谷氏の大阪府における獲得票数は4641票(大阪府の自民党得票総数における神谷候補明記票率2.67%)、東京都での獲得票数は8042票(東京都の自民党獲得票総数における同明記票率1.77%)。
 尾島氏は、「神谷氏の獲得票数は、令和2年の参院選の本田あきこ氏の15万9596票に比べてかなり減らしている。その原因を日本薬剤師連盟として検討しなけらばならない」と勝って兜の緒を締めた。大阪府での獲得票数についても「3年前の本田氏は5687票あった。神谷氏の市町村別の数字が出たら直ちにその数字を分析し、3年後の本田選挙に備えねばならない」と強調し、「今日から本田氏の選挙に向けて準備していていく」意向を示した。
 尾島氏は、大阪府薬剤師連盟が推薦した大阪選挙区の松川るい氏(自民党)、石川博崇氏(公明党)についても「両候補とも当選した。当連盟が応援した候補は、神谷氏を含めた3名全ての当選となった」と報告。
 その上で、松川氏の「6年前は大阪選挙区でトップ当選であったが、今回は2番手の当選となり、完全に勝利したとは思っていない。打倒維新でトップ当選したかった。さらに精進したい」とのコメントを紹介した。
 加えて神谷氏に対しては、「これからの6年間、薬剤師のためにどのような働きをするのかしっかり見届けたい。もし、働きが極端に悪ければ、6年後に候補を代えても良いと思っている」との考えを示した。
 自らの今後の進退にも言及した尾島氏は、「大阪府薬剤師連盟会長は、この1期2年で退任する」と明言。その理由について、「せっかく、本田氏、神谷氏の若い参議院議員が誕生したのだから、3年後の本田選挙はお手伝いはするものの、大阪府薬連盟も若い役員にバトンタッチしたい」と説明した。

山岡氏


 一方、大阪府薬連盟の山岡信也幹事長は、「コロナ禍の中、神谷候補は殆ど大阪を回れなかったが、今回の当選により日本薬剤師会は参議院を当選させる組織力が備わっていることが証明できた」と断言。
 さらに、選挙活動におけるSNSの有用性についても「今回、若い人達がグループラインやフェースブックなどを活用して連絡し合い情報交換していた。神谷氏は、コロナ禍で実際に各地を回れなかったが、SNSによる集票効果は有効であった」と分析した。

当選報告に来た松川議員と握手する乾氏


 乾英夫大阪府薬会長は神谷氏の当選に対して、「ホッとしている。ロビー活動も今までと変わりなくできる。2025年の地域包括ケアシステムの中で薬剤師職能が十分に発揮できるようにしかりとロビー活動して頂きたい」と期待を寄せた。
 さらに、6月より新執行部でスタートした大阪府薬の会務についても、「コロナ禍で、認定薬局、サポート薬局への取り組みが十分できなかったが、2025年に向けて想定した数が達成できるように尽力したい」と強調。今年度の主な事業として、「薬剤師がワクチン接種の担い手となるための研修会の開催」、「新型コロナ感染症への対応」、「1月の電子処方箋導入に向けて薬局DX(デジタルトランスフォーメーション)委員会の設立」、「後発医薬品の安定供給促進を踏まえた地域フォーミュラリー検討委員会の設立」、「大阪府薬会館の外壁修理と照明のLED化」などを挙げた。
 後発医薬品の安定供給では、大阪府が大阪府薬への委託事業として「後発医薬品安心使用促進事業」を推進している。2021年度は、その一環として、八尾市をモデル事業にPPIと抗インフルエンザ薬のフォーミュラリーが展開された。2022年度は、天王寺区、高槻市においてモデル事業が展開される。
 乾氏は、「これら以外でもフォーミュラリーを検討している地域があり、大阪府薬では新たに地域フォーミュラリー検討委員会を設立して当該地域をアシストしていく」考えを強調した。

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