武田薬品は24日、同社完全子会社の日本製薬が営む血漿分画製剤の研究・開発・製造事業及びその他一切の事業に関する権利義務について、吸収分割による方法で承継すると発表した。
武田薬品および日本製薬は、武田薬品サプライチェーンと日本製薬の有する血漿分画製剤に関する専門性を融合し、一体となって革新的な医薬品を患者に届けるための最適な体制構築を目指し、事業統合を見据えた協議を推進。
本年4月1日には、国内の医療用医薬品事業を所管するジャパンファーマビジネスユニットに日本製薬の血漿分画製剤事業部門を統合し、武田薬品が当該領域製品の情報提供・収集活動を開始している。
今回の吸収分割は、日本製薬が有する血漿分画製剤の研究・開発・製造事業を、武田薬品グループ内で一層強化・発展させ、同社が注力する主要事業領域へのさらなる集中を通じて持続的な成長を図ることを主目的に実施されるものである。