シミックホールディングスは、新潟県妙高市と新型コロナウイルス感染症対策と健康増進に係る包括連携協定を1月30日付けで締結した。
妙高市は、まちづくりの基本理念である「生命地域の創造 ~人、自然、全ての「生命」が輝く妙高」を掲げており、2020年3月に策定された第3次妙高市総合計画において4点の「重点プロジェクト」を設定している。
その中の「Ⅲ 生涯現役で健康長寿のまちづくりの推進」を実現するに当たり、シミックホールディングスとの連携協定締結に至ったもの。
シミックホールディングスは、医薬品開発における治験支援や治験施設支援等の経験を重ねてきており、自治体支援においては、これまで山梨県や北海道後志総合振興局管内羊蹄山麓7町村等と連携協定を締結。地域住民のヘルスケア構築に貢献してきた。
今回の妙高市との連携により、妙高市の持つ観光資源を活用し、市民の皆様の健康増進、健康寿命の向上に寄与するソリューションを構築していく。
同連携協定におけるシミックグループの主な役割は、次の通り。
・抗原検査/PCR検査パッケージの提供
安全・安心な旅行の支援策として市内観光ホテルを中心に抗原検査キットを配置し、感染拡大防止支援を行う。
また、抗原検査キットで陽性反応が出た旅行者に対し、妙高診療所にてその後のPCR検査、確定診断までの一連のスキームを構築し、市民の安全確保を支援する。
・クアオルトウォーキング事業を通じた市民の健康増進を促す仕組みの構築
妙高市が継続的に推進している妙高型クアオルト(妙高型健康保養地プログラム)と連携し、気候療法ウォーキング実施の際の糖尿病予防チェックなど、市民の健康意識を高めるための支援を行う。
・地域の健康課題解決における支援事業
地域が抱える課題に対して、シミックホールディングスが有する知識・技術を活用した実証実験等を提案し、課題解決に向けた具体的な取り組みの推進と、実施にあたっての支援を行う。