家電見本市CES2022で“TWICE Picks Awards”と”INSIDER Best of CES“受賞 オムロン ヘルスケアの遠隔診療サービス

 オムロン ヘルスケアは20日、世界最大級の家電見本市CES2022でグローバルで展開している高血圧患者向け遠隔診療サービスが“TWICE Picks Awards”と”INSIDER Best of CES“受賞したと発表した。
 英国で展開している医師に投薬プランを提案するサービス“Hypertension Plus”が“TWICE Picks Awards”を、米国で展開している遠隔患者モニタリングシステム“VitalSight”が“INSIDER Best of CES”を受賞したもの。
 CES2022は、5日から7日(米国現地時間)まで現地で開催されたが、オンライン展示は1月31日まで続いている。


 英国で展開している遠隔診療サービス“Hypertension Plus“は、患者が家庭で測定した血圧データを医師と共有し、医師は管理用画面で患者はスマートフォンアプリ上で血圧値の推移を確認できるサービス。
 また、患者の登録情報や血圧レベルに応じて3か月分の投薬プランを医師に提案する。服薬後の血圧値から投薬変更を要する場合は新たな投薬プランを提案、服薬リマインダーで治療継続も支援する。投薬プロセスがオンラインで行えるため、患者は自宅で医師による投薬を受けられる。
 英国メディアFuture plc社は、CESで注目を集めたテクノロジーを表彰しており、“Hypertension Plus”は、消費者向け家電および小売業界に最も影響を与えたテクノロジーとして評価され“TWICE Picks Awards”を受賞した。
米国で展開している”VitalSight”は、当社が初めて提供した高血圧患者向け遠隔患者モニタリングサービスだ。患者は、家庭で通信機能付き血圧計や体重計を用いてバイタルデータを測定する。
 バイタルデータは専用通信ハブを介して医療従事者に共有される他、電子カルテとの連携も可能である。さらに、専用通信ハブはあらかじめ設定されているため、インターネット等の通信設定に不慣れな方でも利用できる。
 “VitalSight”は、米国の2大死因である心不全や脳梗塞と関りの深い高血圧患者の治療向上および重症化予防に貢献し、定期通院の負担軽減につながる点が評価され、米国ビジネスメディア“INSIDER”より“INSIDER Best of CES”を受賞した。
 遠隔診療サービスのグローバル展開は、オムロン ヘルスケアの循環器事業ビジョンである「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」を実現するための重要な取り組みである。今後は、サービス展開をさらに加速させ、脳・心血管疾患の早期発見・治療介入に繋げることで、地球上の一人ひとりの健康ですこやかな生活に貢献していく。

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