モデルナ製コロナワクチン 2022年に1800万回接種分追加供給で合意  武田薬品

 武田薬品は24日、モデルナ社製新型コロナmRNAワクチン「スパイクバックス」について、厚労省およびモデルナ社と日本での追加供給に関して合意に達したと発表した。今回、追加供給が決まったものは、2022年に1800万回接種分(1回あたり50㎍、1バイアル当たり15回追加接種[追加免疫]可能として算出)となる。この三者間の連携での合意は3回目。
 武田薬品、これまでに、2021年より日本国内においてスパイクバックス5000万回接種分を供給するための厚生労働省ならびに モデルナ社との三者間での初回契約締結を公表し、2022年に追加の5000万回接種分(両契約で計1億回接種分)を供給するための2回目の契約締結を公表している。
 武田薬品16日に、2回目の接種完了から少なくとも6か月以上経過した18歳以上に対するスパイクバックスの50μgの追加接種について、厚労省より製造販売承認を取得したことを公表している。
 初回接種(100μg)の半量である50μgの追加接種の承認により、2回目契約による供給は、追加接種としては7500万回接種分となる(接種回数は追加接種として1バイアル当たり15回接種可能として算出)。
 3回目合意分の1800万回接種分(前述と同様に算出)と合わせて、武田薬品は2022年に合計9300万回接種分を日本国内に供給する。
 今回の追加合意が武田薬品の2021年度の業績予想に与える影響は、供給開始時期によって異なる。2021年度の業績予想については、その他の要因も踏まえ、適切な時期に必要に応じて見直していく。

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