2025年日本国際博覧会協会は15日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の催事企画プロデューサーに小橋賢児氏の就任を決定したと発表した。
万博における催事には、開会式などの「公式行事」や協会が協賛企業等と行う「主催者催事」、企業・団体・自治体等の参加による「参加催事」がある。
催事企画プロデューサーは、これら催事の構想や編成方針、スケジュール等を計画する「催事基本計画」の策定や、催事施設の運営管理などを行うとともに、万博会期中の催事全体を調整し、統括。
2025年の万博会場では、「いのち輝く未来社会のデザイン」という大阪・関西万博のテーマを、催事を通じて発信するとともに、万博会期中に様々な魅力的な催事開催の実現により、より多くの人に来場してもらい大阪・夢洲の万博会場に賑わいを創り出してしていく。
小橋氏は、1988年に子役としてデビューし、映画スワロウテイル、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」など数多くのドラマ、映画、舞台作品に出演し、2007年に俳優活動を休止。
米国留学、世界中を旅した後、映画、イベント制作を開始した。2012年、車いすの男性との旅をドキュメンタリーで追った映画「DON’T STOP!」で映画監督デビュー。同映画がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にてSKIPシティ アワードとSKIPシティDシネマプロジェクトをW受賞。以降は、「ULTRA JAPAN」などの大型海外イベントを日本で実現させ、クリエイティブディレクターも務めてきた。
総合プロデュースした未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND」が、内閣府主催「クールジャパン・マッチングフォーラム2017」の審査員特別賞を受賞。
国内のみならず、サウジアラビアの建国記念日での開催や、80万人が訪れたシンガポールを代表するカウントダウンイベントを開催した。
2019年の東京モーターショーでは、500機のドローンを使用した夜空のスペクタルショー「CONTACT」を総合プロデュースし「第6回JACEイベントアワード」最優秀賞・経済産業大臣賞(日本イベント大賞)を受賞。
東京2020パラリンピック競技大会では、閉会式のショーディレクターを務めた。その他、企画アドバイザーとして日の出桟橋の施設「Hi-NODE」を立ち上げるなど、様々な都市開発や地方創生に携わり多岐に渡り活動している。