近畿大学在学生部門・アイデア賞は 生物理工学部の「生体情報SNS 」
近畿大学とNTTドコモは27日、 「地域課題解決 5G DX AWARDS 2021 in 大阪」の最終選考会を開催し、企業向けの一般部門でJMACSの「AI製品検査システム MAIS」、近畿大学在学生向けの学生部門で生物理工学部の「生体情報SNS」をテーマとした受賞者を決定した。
同アワードは、企業を対象とした「一般部門」と、近畿大学の学生を対象にした「近畿大学在学生部門」の2部門で構成されている。地域課題の解決に期待できる特徴的なアセット(企業が持つ技術、プロダクト、サービス)やアイデアを募集し、5Gとの親和性・活用性や新規性などを選考、表彰するもの。
同アワードで受賞したアセットやアイデアについては、サービス化の検討や近畿大学、ドコモとともに共同プロモーションやセールスを行う特典がある。
選考委員による厳正な選考を行った結果、一般部門・アセット賞はJMACSの「AI製品検査システム MAIS」に決定した。5Gの特徴を活かし、各地域における多数の製造現場の課題を解決できる点が評価された。
近畿大学在学生部門・アイデア賞は、田中寿美礼氏(生物理工学部4年)、中条貴裕氏(生物理工学部4年)、殿垣内尚杜氏(生物理工学部3年)の「生体情報SNS」に決定した。受賞は、現在関心が高まっている生体情報を活用した地域課題解決が期待できる点が評価された。
近畿大学とドコモは、2020年11月に締結した5Gの推進、「スマートシティ・スマートキャンパス」創造に関する包括連携協定の一環である本アワードの取り組みを通して、今後も5Gと相乗効果の高いアセットを活用した新たな協創ソリューションの創出と、5Gを用いた地域課題の解決をめざしていく。