武州製薬と日本を含むアジア太平洋地域のサプライチェーン・ パートナーシップ拡大  アムジェン

 アムジェンは8日、同社の医薬品製造受託機関(CMO)である武州製薬と日本を含むアジア・太平洋地域の4ヶ国に、パートナーシップ“Gateway to Asia”を拡大すると発表した。
 両社は、2016年、日本市場におけるアムジェンの医薬品供給の継続性と卓越した品質確保を目的として提携。以来、事業成長に重要なパートナーとなった。
 アムジェンは、このパートナーシップをさらに強化するため、アムジェンの最も革新的な製品をアジア最大の市場への供給を目的とした“Gateway to Asia”提携を拡大する契約を武州製薬と締結した。対象市場には、中国、台湾、韓国が含まれ、レパーサ、イベニティ、Prolia、Xgevaを供給する。
 同決定により、これまで武州製薬の製造・包装施設に納入していたアムジェン社製品の量は現在の2倍になる見込み。
 “Gateway to Asia”は、これらアジア市場向けの製品の品質検査、ラベリング、包装を対象とし、最初の供給は2021年中に開始される予定である。

◆Som Chattopadhyayアムジェン社グローバル・サプライチェーンバイスプレジデントのコメント
 アムジェンは、武州製薬と最初の契約を締結し、患者さんに安全でコンプライアンスに配慮した医薬品をタイムリーに届けるという共通のミッションを共有できることを非常に嬉しく思う。パートナーシップは年々成長しており、今後も長く相互信頼に基づく関係の構築を期待している。
 アムジェンは、高品質な医薬品とシームレスなサプライチェーン・プロセスにより、日本およびアジア太平洋地域全体の患者さんに貢献していく。

◆髙野忠雄武州製薬取締役社長兼最高執行責任者(COO)のコメント
 我々は、アムジェン社の4つの革新的な医薬品(レパーサ、イベニティ、ビーリンサイト、アイモビーグ)の日本での上市に貢献し、増大する患者さんのニーズに合わせて生産規模を拡大することで、強力なパートナーシップを築くことができた。
 今回、さらに“Gateway to Asia”により、アジア太平洋地域にそのパートナーシップを拡大することができたことを嬉しく思う。これにより、バルク製品を日本に輸入し、品質検査、ラベリング、包装、日本およびアジア太平洋地域への流通をより効果的に行うことが可能になり、世界の人々の健康により貢献できる。

◆My Linh Khaアムジェン社アジア・太平洋地域のシニアバイスプレジデント兼ゼネラル・マネジャーのコメント
 武州製薬とパッケージング契約を結ぶ決定は、アジア太平洋地域での事業成長への投資に対するアムジェンのコミットメントをさらに証明するものである。武州製薬との提携により、アムジェンはアジア太平洋地域の患者さんに医薬品をお届けする上で必要とされる品質とスピードを強化する。

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