「野口ビジネスインキュベーションプログラム」開始野口医学研究所

ビジネスプランを募集・事業化に向け支援

　野口医学研究所は25日、同日より、「野口ビジネスインキュベーションプログラム」を開始すると発表した。野口医学研究所では、その収益金の一部を、米国財団法人野口医学研究所を通じて、医師や看護師、薬剤師、管理栄養士など、医療従事者の国際医学教育と交流活動の資金に充てている。
　野口ビジネスインキュベーションプログラムは、野口医学研究所が主催するインキュベーション及びアクセラレーションプログラムである。「美と健康」などをテーマに、独自のアイデアや技術で事業化を目指す人々を対象にビジネスプランを募集するもので、「野口ビジネスプランコンテスト」を実施する。
　同コンテストへの応募者は、事業計画書を提出し、最終審査を通過された人には、起業のために必要な「アイデア・人・モノ・資金」などを提供。将来的な事業化を前提にした協業あるいは継続的な支援を行う。
　同社は、「美と健康に寄与する安心で安全な製品とサービス」を提供する企業として成長を続け、長年、医療従事者の国際医学教育と交流活動を支援してきた。
　同プログラムにより、スタートアップや既存企業の事業分離、将来の起業者をサポートすることにより、企業として共に成長し、新しい未来をつくるためのイノベーション実現を目指していく。

　野口ビジネスプランコンテストの概要および支援内容は、次の通り。

◆応募資格
・会社を設立する前の準備期から創業して間もない人

・大学・研究機関等に在籍する研究員、大学院生、学部生で、将来起業を視野に入れている人など

◆対象事業
・「美と健康」をテーマにした製品もしくはサービス（IT関連も含む）

・新たに実現を目指している、もしくは既に取り組んで概ね５年未満のプラン

◆審査基準
・事業化に対する情熱を有している

・潜在的な顧客ニーズが高い、もしくは市場規模が大きい

・国際的な市場性、もしくは何らかの競合優位性を持っている

◆支援内容
支援内容
・最大1,000万円の事業資金を支援

・物販チャネル（ドラッグストア・保険調剤薬局など）、サービスチャネル（病院・クリニックなど）での営業活動支援

・事業化後の販売促進支援

・財務計画など事業計画書の作成支援