40代50代女性の8割以上が育毛に意欲的
持田ヘルスケアは、10月20日「頭髪の日」を前に、全国の20代〜60代の女性を対象に髪や頭皮に関する調査を実施し、その調査結果を公表した。
同調査は、8月17日~20日まで、インターネット調査で年代別人口構成比に基づいて20代〜60代女性計1万人の事前調査を行い、事前調査で髪や頭皮に悩みがあると回答した500人(20~60代女性・各100人)を対象に実施したもの。
髪や頭皮のトラブルは男性に多いと思われがちだが、実際はは女性の6割が髪や頭皮の悩みを抱えており、女性の「髪や頭皮の曲がり角」は38.5歳、髪や頭皮のケアにかける費用は毎月4,37円であることなどが判明した。
また、コロナ禍で44.4%が「美容院に行く回数減少」、34.2%が「髪を整える頻度が減少」との回答を得ている。
調査結果の詳細は、次の通り。
女性の髪や頭皮の悩み
●20代〜60代女性の6割が髪や頭皮に悩みあり
事前調査として20代〜60代の女性1万人を対象に、髪や頭皮で悩みや気になることがあるかを尋ねてみた。すると、「医療機関に行くほどではないが、悩みがある」22.5%、「いつもではないが、たまに気になる」33.1%など、女性の6割(57.8%)が何らかの悩みを抱えていることが判った。
年代的な差はほとんどなく、どの世代も半数以上の女性が髪や頭皮に悩みを抱えている[図1-1]。この結果を髪や頭皮の「悩みがある」と答えた5784人で見ると、「医療機関などで治療を受けている」のは3.9%と少数だが、4割は「医療機関に行くほどではないが、悩みがある」(38.9%)、6割が「いつもではないが、たまに気になることがある」(57.1%)と、髪や頭皮の悩みが日常的であった[図1-2]。
● 髪や頭皮を気にする女性の半数が、コロナ禍生活は髪や頭皮の健康に影響を及ぼしていると実感。約44%が「美容院に行く回数が減少」
そこで、髪や頭皮に関して気になる点があると答えた20代〜60代の女性の中から500人※を抽出し、同調査として詳しく聞いた。
長引くコロナ禍での生活変化を聞くと、6割が「おしゃれをする機会が減った」(63.2%)、半数近くが「ストレスを感じることが増えた」(46.4%)と答えている。
髪や頭髪に関しては、44.4%が「美容院に行く回数が減った」、34.2%が「髪の毛を整える頻度が減った」と答えた[図2]。
髪や頭髪を整える機会が減少していますが、コロナ禍での生活が髪や頭皮の健康に影響を及ぼしているかと聞くと、半数近くが「影響していると思う」(45.0%)と答えた[図3]。
コロナ禍生活は、女性の髪や頭皮に少なからずダメージを与えているようだ。
※500人の抽出方法:[図1]の20代~60代女性1万人のうち、髪や頭皮に悩みや気になることが「ある(医療機関などで治療を受けている)」「医療機関に行くほどではないが、ある」「いつもではないが、たまに気になることがある」と回答した人を、年代ごとの回答比率の合わせて合計100人ずつ(20~60代で合計500人)を無作為に抽出している。
女性の髪や頭皮の曲がり角
● 女性の38.5歳は髪や頭皮の曲がり角、40代から髪のトラブルが急増
引き続き、髪や頭皮が気になる女性に、お肌の曲がり角ならぬ「髪や頭皮の曲がり角」の年齢を聞いた。その結果、「髪や頭皮の曲がり角」は平均38.5歳となった[図4]。
次に髪や頭皮で現在気になっている点を挙げてもらうと、「髪がやせてきた・細くなってきた」「髪の量が減ってきた」は40代から、「薄毛」は50代から目立つ[図5]。
曲がり角を超えた40代・50代になると、髪や頭皮のトラブルが一気に増えてくるようだ。
●女性ホルモンの影響を受ける女性の髪や頭皮のトラブル 40代は髪もカラダも変化する年頃
髪や頭皮のトラブルは、女性ホルモンの分泌量の変化が影響するといわれ、20代~30代をピークに更年期以降は分泌量が急激に低下し、毛髪の成長期を遅らせるなどヘアサイクルに影響を与える。
そこで、髪や頭皮の悩みが増え始めた年代と、ホルモンバランスが気になり始めた年代を聞いた。髪や頭皮の悩みが増え始めたのは、「20代後半」(12.6%)からで「30代後半」(13.2%)が多く、髪や頭皮の曲がり角(38.5歳)を迎えるまでに全体の約半数(45.2%)が髪や頭皮の悩みを実感している。
一方、ホルモンバランスが気になり始めるのは「40代後半」(12.0%)が多く、更年期のサインとして実感しているようだ[図6]。
髪や頭皮の曲がり角を曲がった40代は、女性ホルモンの分泌も減り、何かとトラブルが増えてくる年代。カラダの変化が髪や頭皮にも表れ、それを実感する女性が多いようである。
女性の三大薄毛「つむじ」「てっぺん」「生え際正面」
もし自分が薄毛になったらどこが気になるかを聞いた。すると「つむじ」(39.4%)、「頭のてっぺん」(36.4%)、「生え際正面」(36.2%)の3ヶ所が多く、女性の三大薄毛リスクゾーンとなった。
男性は、額の生え際や頭頂部の髪が徐々に薄くなるのに対し、女性は髪の毛のハリやコシがなくなり、全体的に薄くなるびまん性脱毛が多いといわれている。
女性の髪や頭皮ケアの実態
●年齢とともに髪や頭皮のケアが変化 20代・30代は「髪」、40代以上は「頭皮」
次に、自宅で行う髪や頭皮のケアについて聞いたた。「シャンプーを泡立てる」「シャンプー前の予洗い」「こまめにブラッシング」などのヘアケアは20代・30代の若い世代に多く、「頭皮マッサージ」「育毛剤を利用」などの頭皮ケアは40代以降に多くなっている。「頭皮や髪に良いシャンプやトリートメントの使用」は年代にかかわらず一定数が実践している[図7]。髪や頭皮の曲がり角を境に、「髪の毛」から「頭皮」ケアへ変わっていくようだ。
● 髪や頭皮のケア費用は月額4,737円 40代からまたゆるやかに増え始める
1ヵ月の髪や頭皮ケアの費用を聞いた。自宅での髪や頭皮ケア費用は平均で1649円、美容院などの自宅外では3088円となり、髪や頭皮ケアの1カ月にかかる費用は4737円/月となった。
年代別に見ると、20代が5690円と最も高いものの、30代が3905円と最も低くなり、以降ゆるやかに上昇している[図8]。
● 抜け毛や薄毛もシミと同じくらいケアしたい!50代女性の7割はシミケアより薄毛対策を重視 でも、何をすればいいのか「わからない」85.6%
加齢に伴う変化への不安を聞くと、「抜け毛が増える」82.2%、「髪が薄くなる」80.6%と髪や頭皮に対する不安度は高く、「シミ」(89.0%)「しわ」(86.2%)に対する不安とほぼ変わらなかった[図9]。
また、6割が「シミ・しわのケア以上に薄毛対策は重要だ」(59.4%)と答え、50代(68.0%)、60代(66.0%)では一層重視している[図10]。だが、85.6%が「エイジングによる変化に備え、髪や頭皮ケアをしたいが何を重視すればよいかわからない」と答えている[図11]。
将来に備え髪や頭皮のケアは重要だと認識し、実践したいと望んではいるものの、どうすればいいのかわからない、髪や頭皮ケア迷子の女性が多いようだ。
女性の髪や頭皮をケアする「育毛」意識
● 女性の4人に3人は、健康な髪を育てる「育毛」に取り組みたい 40代・50代女性では8割にも
将来に備えた髪や頭皮ケアに悩みを抱える女性が多くなっているが、健康な髪を育てる「育毛」に取り組みたい人は4人に3人(76.6%)となった。特に、40代(80.0%)、50代(81.0%)女性では8割以上と、育毛への取り組み意欲が一段と高くなっている[図12]。
また、髪や頭皮のエイジングによる変化に備え、30代くらいからヘアケアや頭皮ケアをしたほうがよいと思うかと聞くと、全体の84.8%が30代からのケアに賛成しており、40代は92.0%、50代は88.0%と30代からの備えを推奨している[図13]。
最後に全員にどんな育毛剤を選びたいか聞いたところ、92.8%が「女性の髪と頭皮を考えて開発されたものを選びたい」と答えた。
また、女性の髪や頭皮のトラブルが女性ホルモンの減少と関係することから、「女性ホルモンを配合したものを選びたい」(73.6%)と答えた女性も7割を超えている[図14]。
今回の調査で、20代〜60代の女性1万人のうち約6割にあたる57.8%が、髪や頭皮に何らかの悩みを抱えていることが判明した
そこで、同世代の髪や頭皮の悩みを抱える女性500人に髪や頭皮のケアについて聞くと、85.6%が「エイジングによる変化に備え、髪や頭皮ケアをしたいが何を重視すればよいかわからない」と戸惑っているが、その一方で、76.6%が「健康な髪を育てる育毛に取り組みたい」と意欲的で、92.8%が「女性の髪と頭皮を考えて開発された」育毛剤を望んでいる。
持田ヘルスケアでは、女性の抜け毛の原因の一つである「女性ホルモンの分泌量減少」に着目し、薬用育毛剤として、「コラージュフルフル育毛シリーズ」を開発した。
先行して発売中の「コラージュフルフル育毛ローション」「コラージュフルフル育毛スプレー」に加え、8月24日に新たにフォームタイプの「コラージュフルフル育毛フォーム」が発売された。
「コラージュフルフル育毛フォーム」は、女性ホルモン(エチニルエストラジオール)をはじめ、センブリエキス、酢酸トコフェロール、サリチル酸の4種の有効成分と、さらに12種の天然植物エキス、毛髪保護成分(ジグルコシル没食子酸)を配合。抜け毛を防ぎ、根元から立ち上がる髪へとケアしたい方、ふんわりボリューム感アップしたい人、フォームタイプを好む人に推奨される。