アストラゼネカと認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(東京都)は28日、全国のこども食堂における食育を主軸とした健康教育と社員ボランティア活動促進を実施するパートナーシップ契約を締結したと発表した。
両者は、3 年にわたり、むすびえとパートナー関係にある全国のこども食堂の協力のもと、こども食堂に集う子どもたちを対象に、非感染性疾患を予防する食育を主に行い、子どもたちが、生涯にわたり心身ともに健康な人生を送ることを支援すると共にアストラゼネカ社員のボランティア活動を促進している。
同取り組みはアストラゼネカが世界 30 カ国以上で展開する「ヤングヘルスプログラム」に基づくもの。同プログラムは、アストラゼネカが推進する医療アクセスの拡大に向けたサステナビリティ活動の一つで、今回、日本での展開に際し、むすびえがパートナーとして採択された。
アストラゼネカとむすびえは、同プロジェクトに参加するメンバーがもつ食事と健康における知見を活かし合い、全国のこども食堂での食育を主軸とする健康教育の実施により、子どもたちの将来のための支援を行う。
具体的には、アストラゼネカが世界で展開する食育プログラムをベースに、日本の食文化を取り入れ、さらにこども食堂の意見や要望を反映した食育コンテンツを開発する。
また、運動や生活習慣といった食以外の要素を合わせ、全国のこども食堂で実施する。これにより、子どもたちに将来にわたって非感染性疾患に罹らないような食生活リテラシーを身につけてもらうことを目指す。
社員ボランティアについては、アストラゼネカ社員に活動への参加を呼びかけ、「こども食堂を通じて、多くの人たちが未来をつくる社会活動に参加できるようにする」というむすびえのミッションを具現化するとともに、アストラゼネカ社員のこども食堂へのボランティア参加を促進する。
今回の締結内容の概略は次の通り
◆目的:非感染症性疾患予防に寄与する食生活リテラシーの向上 および こども食堂における社員ボランティア活動促進
◆対象:全国のこども食堂に通う子ども、その家族
◆期間:2021 年 3 月から 3 年間
◆主な活動内容:非感染性疾患予防に関する食育を中心とした健康教育コンテンツ