テナント単位での100%実質再生可能エネルギー電気利用開始  アストラゼネカ新東京オフィス

今回のスキームのイメージ

 アストラゼネカは17日、アストラゼネカ新東京オフィス(田町ステーションタワーN内34-35階)において、エネット取次店の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)が取次いだ100%実質再生可能エネルギー電気の利用を開始したと発表した。
 国内における再生可能エネルギー電気の利用は、ビル・工場単位が一般的で、オフィステナント単位での再生可能エネルギー電気の利用は事例が限られていた。
 対して、今回の新たな取り組みは、複数社の入居するオフィスビル内にあるアストラゼネカのオフィスを対象とした100%実質再生可能エネルギーの利用で、これにより年間約 373tの CO2削減を見込んでいる。 アストラゼネカは2020 年1月に宣言した“アンビション・ゼロカーボン”に基づき、2025年までに日本を含むグローバル全体での自社事業からの温室効果ガス排出量ゼロ、および、2030年までにバリューチェーン全体でカーボンネガティブ(排出量より削減量が多い状態)達成を目指している。
 アストラゼネカは、既に 2020年末時点で、J-クレジット制度の活用を通じて、日本の全ての事業所で 2020年に消費した電力量の再生可能エネルギー利用100%を達成しており、同件はそれをさらに進化させたものになる。
 TGESは、東京ガスグループのCompass2030に基づき、CO2ネット・ゼロに取り組んでいる。msb Tamachi では、再生可能エネルギーも活用したスマートエネルギーネットワークを構築し、最先端のエネルギーマネジメントによる大幅な CO2排出量削減に取り組むとともに、災害時も必要な熱と電気を100%、72時間以上継続的に供給するシステムを構築して安心な街を支えている。
 アストラゼネカとTGESは、新東京オフィスでの取り組みを先進的モデルとして発信することで、再生可能エネルギー電気の利用拡大に寄与し、CO2 ネット・ゼロ社会の実現に貢献していく。

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