大阪国税局の更正処分に対する取消請求訴訟で勝訴確定  塩野義製薬

 塩野義製薬は6日、大阪国税局からの更正処分に対する取消請求訴訟について、本年4月14日に出された第二審東京高等裁判所の判決通り同社が勝訴したと発表した。
 塩野義製薬は、2014年9月12日に大阪国税局長より受領した2013年3月期の「法人税額等の更正通知書及び加算税の賦課決定通知書」に対する更正処分について、取消請求訴訟を提起し、東京高等裁判所で争っていた。
 東京高等裁判所は、本年4月14日、塩野義製薬の請求をほぼ全面的に認容した東京地方裁判所の原判決を是認し、国の控訴を棄却。その後期限である4月28日までに、国より上告及び上告受理申立てのいずれもが行われず、判決内容が確定した。
 同判決の結果、納付済みの2013年3月期の追徴税額等と更正処分によって消滅した繰越欠損金に伴って支払った2014年3月期の税額の合計約133億円(地方税含む)が還付されるため、還付に伴い発生する還付加算金(利息)と合わせて2022年3月期に計上する。

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