アストラゼネカは26日、Ubie社と協業して、喘息患者の新型コロナ感染症状況下における受診をサポートすると発表した。同取り組みは、Ubie社の「AI 受診相談ユビー」を活用して、喘息患者に早期に適切な対処方法を啓発するもの。また、喘息治療の継続をサポートするためのアプリケーションも同時にリリースする。
喘息は、慢性的に気道に炎症が起こっている状態で、刺激により気道が収縮して発作が惹起する。そのために継続的な抗炎症治療が必要な疾患であるが、新型コロナウイルス感染症の流行により、喘息患者の受診控えが顕著になっている。
この取り組みでは、月間80万人以上が利用する Ubie社の「AI 受診相談ユビー」を活用。回答内容に応じ、喘息の潜在患者さんへ、喘息に関する詳細な情報や、適切な対処方法を提供する。
同時に、喘息患者の継続治療をサポートするため、アストラゼネカはアプリケーションを新たにリリースする。このアプリを使用すれば、患者は症状の記録ができ、自身の症状の状態を把握することで必要に応じた早期受診に繋がる。
今回の協業では、アストラゼネカは当該領域の知見をUbie社に共有し、喘息の領域において同社のプラットフォーム充実に貢献する。なお、「AI 受診相談ユビー」の権利は Ubie社に帰属する。