第24回環境コミュニケーション大賞で「環境報告優秀賞」受賞  塩野義製薬

 塩野義製薬は19日、同社統合報告書2020、ならびに2020年環境報告書が「第24回環境コミュニケーション大賞」の環境報告部門で「環境報告優秀賞」を受賞したと発表した。
 環境省および地球・人間環境フォーラムが主催する環境コミュニケーション大賞は、事業者の環境経営および環境コミュニケーションへの取り組み促進と、環境情報開示の質の向上を目的とする表彰制度である。
 環境報告優秀賞は、最も優れた報告書に対する環境報告大賞に次いで高い評価を受けた報告に贈られる賞だ。SDGs、パリ協定等の国際的な動向、持続可能な社会の形成と気候変動への対応について積極的に経営戦略として取り組んでいるか、などの観点から評価される。
 今回の受賞において塩野義製薬が高く評価された主な点は次の通り。
 1、新中期経営計画の策定を踏まえマテリアリティの見直しを行い、2030年や2050年を見据えた中長期目標を新たに策定している。
 2、HaaS1としてビジネスモデルのイノベーションにチャレンジ。
 3、気候変動対策に関して、「2050年度CO2排出量実質ゼロ」を掲げ、SBT2やTCFD3への取組にも着手している。
 4、AMR(薬剤耐性)の問題を重視して、自社グループのみならずサプライヤーも対象として環境への排出管理に関する監査を行っている。
 塩野義製薬では、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「環境への配慮」を特定し、「シオノギグループEHS4ポリシー」のもと全社的な管理体制を構築し、グループのみならず協働するサプライチェーン上のビジネスパートナーも含めて環境活動に取り組んでいる。

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