コロナ禍のトンネルの先はすぐそこに 武田薬品ウェバーが年頭の辞

 武田薬品は5日、年賀式を実施し、クリストフ・ウェバー代表取締役社長CEO が年頭の辞を述べた。挨拶の要旨は次の通り。
 2021年を迎えるにあたり、私たちが心から望むのは新型コロナウイルスによるパンデミックの終息である。COVID-19に対するワクチン接種の予防効果については、初期段階では有望な結果が得られている。このウイルスと戦うために重要な役割を果たす業界で働いていることを誇りに思う。トンネルの先の光は、すぐそこに見えている。
 タケダは今年の6月で創立240周年を迎える。革新的な医薬品を創出するという我々のビジョンは、これまでも、この先も、変わることはない。患者さん、従業員、そして持続可能な未来に貢献するという想いのもと、タケダはグローバルトップ10のバイオ医薬品企業として変革し続ける。
 昨年12月のウェーブ1パイプライン市場機会に関するカンファレンスコールでお伝えしたように、当社には人々の生活を根本から変え得る有望なパイプラインが揃っている。今後数年間にわたり、これらの自社のパイプラインを通じて持続的な成長を実現できると確信している。
 また、責任ある企業市民として、地球環境への負荷を減らすための努力を継続する義務があると考えている。タケダは、2020年にバリューチェーン全体(スコープ1,2,3)でカーボンニュートラルを達成、2040年までに事業活動に起因するすべての温室効果ガス排出量(スコープ1および2)をカーボンオフセットなしでゼロにするという目標を掲げている。
今年も、世界中の人々のために真の違いを生み出せるよう、邁進していく所存である。

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