日本車輌洗滌機は22日、人体(衣類・靴)に付着したウィルス・細菌を、衣類を着たまま歩行することで除去できる洗浄装置「ウオッシュミスト」を大幅に能力UPしてモデルチェンジを行ったと発表した。
モデルチェンジ前の装置の開発は、本年4月下旬に緊急発表され、多くのメディアが「人間洗浄機」として取り上げ話題になったもの。
同社は、車両及び車両部品の洗浄設備、排水リサイクルシステムの設計・製造・メンテナンスを主たる事業としている。
「ウオッシュミスト」のモデルチェンジ後の特徴は、次の通り。
1.旧機は機械全長4Mであったが、新型機では最も小さいタイプで、機械全長70cmととてもコンパクトで、設置スペースの問題を軽減。
2.噴射される液剤粒子径が、旧型機では140μmであったが、新型機では最小3μm(細菌と粗同等の大きさ)で噴射ができるようになり、粒子が小型化で、衣類に付着した際の「濡れ」感が無く、僅か数ccで衣類への噴霧が可能。
3.噴射液剤量が、旧機(80cc)と比較し、モデルチェンジ機(10cc)と削減に成功。
また、少しでも安心した初詣・参拝をして貰うために、愛宕神社(東京都)の要請に応えて、12月26日~2021年2月中旬(予定)まで、同神社境内にモデルチェンジ版を設置する。
同社は、1962年、NHK発祥の地「愛宕山」に、日本で初めての乗用車用洗車機を納入した。今回、愛宕神社からウオッシュミスト設置の要請が来た際、同社の歴史の出発地から、再度声が掛かった縁に感謝し要請を快諾。
2021年の初詣は例年と異なるものと予想されるが、「少しでも、参拝に来る人の心配を軽減できれば」という神社の思いを実現するため、今回のモデルチェンジ機設置に至った。