PGF生命は、本年10月に実施した「人生の満足度に関する調査2020」の集計結果を公表した。それによると、コロナ禍の2020年「生活満足度」は32%で、コロナ禍を機に大事にしたい漢字2字のTOP2は「家族」、「健康」であった。また、「老後への備えの満足度」は15%と低く、最も高い60代・70代でも22%に留まる結果となった。
同調査は、10月22日~24日の3日間、20~79歳の男女を対象にインターネットリサーチで実施されたもので、2000名の有効サンプルが集められた。2015年に開始した「人生の満足度に関する調査」は、今年で6年目の実施となる。
今年の調査結果のハイライトは次の通り。
第1章:2020年の振り返り
■コロナ禍の2020年「生活満足度」は32%、女性では昨年調査より8ポイント下降、男性は横ばい
■今年、人生満足度を上げてくれたニュース
・1位「特別定額給付金(1人10万円)の支給が決定」、
・2位「将棋の藤井七段(7月当時)が最年少タイトル獲得」
・3位「水泳の池江璃花子選手がレース復帰」
■今年、人生満足度を上げてくれたドラマは、「半沢直樹」がダントツ
理由は「くじけない勇気をもらった」「信念を貫く勇気が気持ち良かった」
第2章:コロナ禍が人生満足度に与える影響
■「コロナ禍は仕事満足度に悪い影響がある」就業者の39%、自営業・自由業では49%
■悪い影響だけじゃない?会社員の10人に1人が「コロナ禍は仕事満足度に良い影響がある」と回答
■マネー総合満足度にコロナ禍が与えた影響は? 「良い影響」3%、「悪い影響」34%
良い影響は「支出が減って貯金が増えた」「節約を意識するようになった」「無駄遣いが減った」、
一方、悪い影響は「収入が著しく減った」「貯金ができなくなった」「投資に回すお金がなくなった」
■パートナーとの関係にコロナ禍が与えた影響は? 「良い影響」12%、「悪い影響」14%
良い影響は「絆が深まった」「一緒の時間が増えた」「在宅勤務で会話が増えた」、
悪い影響は「ケンカが増えた」「ストレスで言い合いが増えた」「遠距離のため会うのが難しくなった」
■コロナ禍の生活満足度を上げてくれたモノ・コト TOP3「動画配信サービス」「テレビ番組」「音楽」
■コロナ禍前に戻れるならしたいこと 「旅行」がダントツ、2位「宴会・飲み会」3位「外食・会食」
■実は必要なかった? コロナ禍を機に不要だと思うようになったこと 1位「出社・通勤」
■ウィズコロナの環境下でもやりたいこと・挑戦したいこと TOP3「旅行」「運動・スポーツ」「外食」
■コロナ禍を機に大事にしたいと思うようになったものを漢字2字で表すと? TOP2「家族」「健康」
第3章:数字で見る人生満足度
■[総合]「これまでの人生に満足」45%、男性では昨年調査より9ポイント上昇
■[仕事] 就業者の「仕事満足度」は43%、コロナ禍でも昨年調査より6ポイント上昇
■[仕事]「報酬満足度」は28%、「ワークライフバランス満足度」は49%
■[お金]「マネー総合満足度」は20%、40代では15%にとどまる
■[お金] 毎月の「収入満足度」は25%、「貯蓄満足度」は21%、「お小遣い満足度」は28%
■[お金]「老後への備えの満足度」は15%、最も高い60代・70代でも22%にとどまる
■[恋愛・結婚]「パートナー総合満足度」64%、男女差が顕著なエリアは北海道・東北、年代では60代・70代
■[恋愛・結婚] パートナーの「性格に満足」男性64%、女性57% 「容姿に満足」男性59%、女性49%
■[恋愛・結婚] パートナーの「家事力に満足」男性61%、女性では39%にとどまる
■人生を変えたドラマのセリフ 1位「やられたらやり返す、倍返しだ!」
■人生を変えたアニメ・漫画のセリフ 1位「あきらめたらそこで試合終了ですよ」