米国子会社ユーロバント社を完全子会社化 大日本住友製薬

 大日本住友製薬は13日、米国完全子会社のスミトバント社による連結子会社ユーロバント社(米国ナスダック上場)の完全子会社化に関する契約を、現地時間の12日に締結したと発表した。
 ユーロバント社を完全子会社化は、FDAに申請中のビベグロン(過活動膀胱治療薬)の米国での上市を控え、資金やその他のサポートが必要となるユーロバント社に対して、大日本住友製薬グループとして最適なサポートを提供し、ビベグロンの価値最大化を実現することを目的としたもの。
 大日本住友製薬は 2019 年12月に、ロイバント・サイエンシズ・リミテッド(本社:英国 ロンドン・スイス バーゼル) との戦略的提携に伴い、ユーロバント社を連結子会社化(スミトバント社の持株比率72.4%:2020 年11月9日時点)している。
 今回の契約締結により、スミトバント社は、ユーロバント社を存続会社とし、本完全子会社化のために設立した子会社を消滅会社とする合併を行う。合併により、ユーロバント社のスミトバント社以外の株主は、ユーロバント社株式1株あたり16.25米ドルの現金をユーロバント社より受領する権利を取得し、所有している株式は消却され、ユーロバント社はスミトバント社の完全子会社となる。
 ユーロバント社完全子会社化の対価総額は、11月12日(現地時間)の同社株式の終値に対して 96%、11 月 12 日(現地時間)の同社株過去 30日間の売買高加重平均価格に対して 92%のプレミアムをつけた、約2億1100万米ドル(約 222 億円)となる予定だ。
 同完全子会社化は、ユーロバント社の株主総会における承認およびその他法的手続きの完了を条件としており、2020年度第4四半期に完了する見込み。なお、ユーロバント社は、米国ナスダック市場への上場を廃止し、大日本住友製薬グループの一企業として事業を継続する予定である。
 なお、同件に伴う大日本住友製薬の2020年度連結業績に与える影響は現在精査中。今後、業績予想修正の必要性および公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示される。

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