米国感染症学会週間でセフィデロコルP3試験結果発表  塩野義製薬

 塩野義製薬は20日、21~25日に開催される米国感染症学会週間Infectious Disease Week 2020(IDWeek 2020)で、セフィデロコルのP3相試験(CREDIBLE-CR)結果に関する口頭発表を含む計18演題を発表することを明らかにした。
 セフィデロコルは、新規シデロフォアセファロスポリン抗菌薬で、米国では「18歳以上の患者における、グラム陰性菌による腎盂炎を含む複雑尿路感染症治療」を適応に承認を取得し、「FETROJA」の製品名で販売されている。
 また、2020年9月27日には、「18歳以上の患者における、グラム陰性菌による院内肺炎(院内細菌性肺炎および人工呼吸器関連肺炎)治療」の適応追加承認を取得している。
 欧州においては、「治療選択肢が限られた18歳以上の患者におけるグラム陰性菌感染症治療」を適応として承認を取得し、「FETCROJA」の製品名で一部の国において販売を開始している。
 IDWeek 2020では、セフィデロコルについて、重篤なカルバペネム耐性菌感染症を対象に実施したP3相試験(CREDIBLE-CR)を含め、これまでの臨床試験の追加調査結果、および他の非臨床試験結果を発表する。IDWeek 2020で発表予定の演題には、塩野義製薬で実施した試験の他、外部研究機関で実施された試験も含まれている。なお、今回のIDWeek 2020は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、バーチャルで開催される。

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