武田薬品は24日、同社完全子会社の武田薬品不動産を吸収合併すると基本方針を決定したと発表した。同決定は、武田薬品の戦略的な取り組みであるグループ子会社の所有構造の簡素化ならびに機動的な運営モデルの構築に沿うもの。
なお、同合併は、武田薬品の完全子会社を消滅会社とする吸収合併(簡易・略式吸収合併)のため、開示事項及び内容を一部省略している。
合併までのスケジュール予定は、取締役会から委任を受けた取締役による同合併の決定日11月中、吸収合併契約締結日12月中、同合併効力発生日来年4月1 日となっている。
合併の方式は、武田薬品を存続会社とし、武田薬品不動産を消滅会社とする吸収合併。なお、同合併は、武田薬品においては会社法第796条第2項に規定する簡易合併に該当し、消滅会社においては同法第784条第1項に規定する略式合併に該当するため、いずれも吸収合併契約承認の株主総会を経ずに行う。
なお、同合併は、武田薬品の完全子会社との吸収合併であるため、同合併による新株式の発行及び金銭等の割当てはない。