取引先17社と共同で国際眼科支援活動に寄付     ロート製薬

 ロート製薬は26日、取引先17社と共同で、売上の一部をアジア、アフリカを始めとした白内障治療や診断などの眼科医療の支援活動に、寄附を行ったと発表した。同寄附は、世界中の人々の「見える喜び」をサポートする活動の一環として実施したもので、寄付金額は目薬の売上げの一部175万2930円。 
 この活動は 2016年10月より第1期がスタートし、ロート製薬と小売業の取引先が一体となり「ソーシャルパートナー」として、ビジネスの枠を超えて、社会貢献活動を一緒に行う取り組み。
 第4期では、ソーシャルパートナー17社の2019年11月~2020年3月までの目薬の売上の一部、87万6465円と同額をロート製薬がマッチングし、合計175万2930円を、国際眼科支援活動を行う団体に寄付した。
 ロート製薬では、「ソーシャルパートナーをはじめとする温かい力添えにより、このような支援の輪が広がったことを、心より感謝申し上げる」とコメント。今後の現地での活動についても、「引き続き報告する」意向を示している。

 ソーシャルパートナー 第4期(2019年11月1日~2020年3月31日)の主な概要は次の通り。
◆寄付額(17社):87万6465 円、マッチング額87万6465 円の合計175万2930 円。
◆寄付先:
 ・OUI Inc.(代表清水映輔氏・慶應義塾大学医学部眼科学教室)= “2025 年までに世界の失明率を50%減らす”をビジョンに現役眼科医が立ち上げた慶應義塾大学発のベンチャー企業。眼科医の“眼”を世界に広げるというコンセプトのもと、スマホアタッチメント型眼科診断機器を開発した。このポータブルで簡便な機器を使用し、これまでベトナム、モンゴル、マラウイ、ザンビアなどで眼科無料診断、適切な医療機関への紹介等の活動を実施している。寄附金額は 87万6465 円。
 ・NPO法人アジア失明予防の会(理事長木下茂氏)=眼科医療が充実しておらず、数多くの人々が貧困と失明にあえいでいるアジアの国々の人々が、一人でも光を失わずに済むようにと2003年に設立。主にベトナムで無償の眼科治療や技術指導など、ボランティア活動を行っている京都府立医科大学眼科出身の服部匡志医師に共感した有志の集まりにより発足した団体。
寄附金額は 87万6465円。

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