トレーラーハウスデベロップメント(本社:東京都)は15日、新型コロナ対策として全国の医療機関を対象に、同社が国内で自社製造する車検付きトレーラーハウスの無償貸出を4月1日より開始していることを明らかにした。
自動車であるトレーラーハウスは、仮設プレハブ等と異なり建築確認が不要である。敷地内駐車場など屋外スペースに設置することで、一般外来患者と分離した新型コロナウィルスの個別診療スペースの確保が可能となる。
新型コロナウィルス感染症の世界的な流行により、全世界の感染者数は約200万人に上る。医療先進国である日本でも7000人以上の感染者数を抱えており、院内感染も数か所で発生し医療崩壊の危機が叫ばれている。
こうした中、同社のトレーラーハウスは、現在、新型コロナウィルスが疑われる患者の屋外待機所、発熱外来の診察室として、東京都・愛知県・宮城県の各医療機関の駐車場に設置し使用されている。
同社では医療現場で命の危険にさらされながら働く、医療関係者をサポートしたいとの強い思いからトレーラーハウスの無償貸出を受付順に始めている。今後も、トレーラーハウスを追加で5台製造して新たに貸出す。
貸出するトレーラーハウスは、12フィートコンテナサイズの車検付きトレーラーハウス『オフィスキューブ12』で、駐車場約1台分のスペースに設置可能なコンパクトなサイズ。無償貸出期間は本年9月末まで。トレーラーハウス貸出費用は勿論、運搬及び設置、階段等の費用も全て同社が負担し、北海道から沖縄まで、全国どこでも届ける。ただし、土地の形状等によっては、搬入・設置が出来ない場合がある。
製品概要は、次の通り。
◆外寸:全長4860mm 全幅2415mm 全高3510mm◆室内寸: 長さ3463mm 幅2244mm 高さ2200mm◆エアコン:1台◆分電盤:100V30A◆コンセント:4カ所(うちアース付1カ所)◆出入口:片引き半自動ドア◆窓:FIX 窓1カ所◆鉄製3段階段(幅900mm)1台。室内には什器等はないので、自由なレイアウトが可能である。 問い合わせは、トレーラーハウスデベロップメント企画開発部(TEL03-6206-2641)まで。