ALUNBRIG ALK 陽性非小細胞肺がん一次治療でECが適応追加      武田薬品

 武田薬品は7日、ALUNBRIGについて、未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)阻害薬による前治療歴のない成人のALK陽性進行性非小細胞肺がん患者に対する単剤療法として、欧州委員会(EC)より適応追加承認を取得したと発表した。本年2月27 日付の欧州医薬品評価委員会(CHMP)による肯定的見解を受けて今回の決定となった。
 同承認は、ファーストライン治療としてのALUNBRIG がクリゾチニブと比較して、全般的および頭蓋内病変に対する有効性において有意な改善を示したP3相ALTA-1L試験の良好な結果に基づくもの。
 同適応追加により、 約1 万人の欧州におけるALK 陽性非小細胞肺がん患者に対する新たなファーストライン治療の選択肢が提供される。
 Royal Marsden NHS Foundation Trust のConsultant Medical Oncologist である Sanjay Popat 教授は、「ALK 陽性非小細胞肺がんの患者、特に脳転移のある患者には、ファーストライン治療として有効性が証明された新たな治療選択肢が必要である」と指摘。その上で、「Brigatinib は、脳転移を有する患者を含むALK陽性非小細胞肺がんの患者を対象としたファーストライン治療として、クリゾチニブに対する優位性を示した。今回の承認を受け、当該疾患に新たな選択肢を得たことで、治療は大きく前進する」とコメントしている。

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