小野焼品は6日、新たに診断されたO6-メチルグアニン-DNA メチルトランスフェラーゼ(MGMT)メチル化陽性膠芽腫(GBM)患者を対象に、現在の標準治療(テモゾロミドと放射線療法の併用療法)にオプジーボを追加した併用療法を標準治療と比較評価したブリストル・マイヤーズスクイブ社のP3相試験(CheckMate-548 )において、主要評価項目の一つである無増悪生存期間(PFS)を達成しなかったと発表した。
データモニタリング委員会は、計画通り本試験を継続し、もう一つの主要評価項目である全生存期間(OS)を評価することを推奨している。ブリストル・マイヤーズスクイブ社は、全ての試験データについて盲検性を維持している。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の腫瘍領域担当開発責任者であるフォウアド・ナモーニ氏(M.D.)は、「CheckMate -548 試験において、統計的に有意な無増悪生存期間の 改善は示されなかった」とした上で、「非常に悪性度が高く治療が困難な疾患である GBM で苦しむ患者 に、今後も標準治療レジメンにオプジーボを追加してもたらし得るベネフィットを評価していく」とコメントしている。