大鵬薬品は29日、シード・アーリーステージの医薬品および医療機器投資分野のレミジェス・バイオファーマ・ファンドⅡ、LPに対し、最大累計で3000万米ドルを出資する契約を締結したと発表した。
同ファンドは、レミジェス ベンチャーズ(拠点:東京、米国ボストン・シアトル)が設立したもの。大鵬薬品は2014年に設立されたレミジェス バイオファーマファンドⅠ, LPに対しても、今回と同額の出資をしている。
大鵬薬品は、これまで米欧の大学、研究所、成長初期段階のベンチャーとのオープンイノベーションのプラットフォームの一つとして、バイオファーマファンドⅠを活用してきた。
今回の契約締結により、今後、米欧・イスラエル・日本などのアーリーシードを有するベンチャー企業とのネットワークを構築・強化し、革新的なテクノロジーに積極的にアクセスすることで、さらなる新薬開発力の強化を図っていく。
また、レミジェス ベンチャーズへ社員を派遣し、グローバル視点で目利き力を有する人材の育成も引き続き行う。
大鵬薬品では、「これまで長年培ってきた自社創薬基盤に加え、外部の有望かつ新たなテクノロジーに投資することで、世界に貢献できる革新的なポートフォリオを拡充させていく」考えを示している。