KPIの周知徹底を 大阪府薬総会で藤垣会長

藤垣氏

 大阪府薬剤師会は15日、同会館で第13回定時総会、第138回通常代議員会を開催し、18年度庶務および事業報告を承認した。
 開会のあいさつで藤垣哲彦会長は、「薬剤師・薬局機能の向上のための薬局の在り方の評価として、KPI指標が注目されている」と指摘した。さらに、KPI指標には「薬局の夜間対応、在宅医療への対応、健康サポート機能の充実、医師に対する患者情報提供の実践などが項目として挙げられている」と説明し、「各薬局にはKPIのさらなる周知徹底をしてほしい」と強調した。
 藤垣氏は、「11日に政府が出した骨太方針の原案」を伝えた一般マスコミ報道にも言及し、「薬剤師の今後に関わる大変重要な文言も記載されており、最後は必ず政治決着するとひしひしと感じている」と紹介。「そのためにも薬剤師の国会痿議員は必要不可欠で、7月の参議院選挙では、是非、本田あきこ氏をお願いしたい」と呼びかけた。
 厚労省より4月2日に出された「調剤業務の在り方」の通知についても、「薬剤師が人との関わりを多くするための効率を支援するもので、これまでの調剤の概念が変わるわけではない」と断言。
 その上で、「薬局間で調剤業務や非薬剤師の使い方が違う。従って、自分の薬局できちんと手順書を作ってしっかりと非薬剤師の研修が行えるように日薬がリードしてほしい」と要望した。
 大阪府薬の18年度一般正味財産の経常収益計は15億1305万8744円、経常費用計は14億7916万3429円。
 

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