大日本住友製は、非定型 抗精神病薬「ロナセンテープ20mg、30mg、40mg」(一般名:ブロナンセリン)の製造販売承認を同日付けで取得したと発表した。同剤は、日東電工と共同開発されたもので、世界初の抗精 神病薬のテープ製剤。
1日1 回、皮膚に貼付すれば24時間安定した血中濃度を維持できるため、良好な有効性および安全性が期待できる。
また、テープ製剤の特長として、貼付の有無や投与量を視認できるメリット に加え、食事の影響を受け難くいため、食生活が不規則な患者や嚥下困難な患者への投与を可能とする。
大日本住友製薬では、経口の非定型抗精神病薬「ロナセン錠/散」を創製し、統合失調症を適応症として 2008 年 4 月より国内で販売している。
ロナセンテープは、ロナセン錠の有効成分である「ブロナンセリン」の血中濃度推移の更なる安定化を目的に、経皮吸収型テープ製剤の設計技術を有する日東電工と、2010年より共同開発を進め、2018年7月31日に製造販売承認申請し、今回承認された。