株式会社KAC

研究・開発の窓

薬物の皮内動態研究をベースに、IoTと連動した新しい経皮吸収型DDS製剤を研究 城西大学薬学部 藤堂浩明准教授(薬粧品動態制御学研究室)

城西大学薬学部の薬粧品動態制御学研究室は、皮膚を介した医薬品や化粧品の体内動態研究やその知見を応用した薬物送達システム(DDS)の研究で知られている。 同研究室を率いる藤堂浩明准教授は、「長年、医薬品を皮膚に塗布あるいは貼付した際に、薬物が...
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細胞を使ったものづくり、独自の臓器設計技術で日本の新たな産業を切り開く 横浜市立大学大学院 小島伸彦准教授(生命ナノシステム科学研究科・生命環境システム科学専攻・再生生物学研究室)

再生医療や新しい創薬基盤には、ヒトや動物の細胞から臓器をデザインする技術が欠かせない。横浜市立大学大学院で再生生物学研究室を主宰する小島伸彦准教授は、スフェロイドやオルガノイドと呼ばれるような、いわゆる「細胞凝集体」の設計技術開発、「細胞を...
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血液脳関門や腎臓・肝臓のトランスポーター研究を進め、薬物動態や相互作用を予測する 楠原洋之・東京大学大学院教授

東京大学大学院の楠原洋之教授(薬学系研究科・分子薬物動態学)は、血液脳関門や肝臓、腎臓に存在するトランスポーターを介した薬物の生体膜透過機構の研究、それらを基盤とした薬物動態予測法および薬物相互作用予測法の研究で知られる。 楠原教授は「薬は...
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臓器表面からの直接投与法により、抗がん薬の副作用を低減し、効果を高める 西田孝洋 長崎大学大学院教授・薬学部長

肝臓などの臓器表面から抗がん薬を直接投与し、腫瘍のある部分を狙い撃ちする―このような新しい投与形態のドラッグデリバリーシステム(DDS)の研究を進めているのが、長崎大学大学院大学院医歯薬学総合研究科の西田孝洋教授(薬剤学分野)だ。  長崎大...
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光酸素化触媒を用いた新たなアルツハイマー病治療薬開発に挑む  東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔教授

2021年6月、FDAが18年ぶりとなるアルツハイマー病(AD)の新規治療薬アデュカヌマブを迅速承認し、認知症の創薬研究史に新たな一頁が書き加えられた。また、2021年4月に東京大学大学院薬学系研究科・富田泰輔教授(機能病態学)らの研究グル...