研究・開発の窓 薬物動態を解析するマルチ臓器モデルとMPSの冷蔵流通技術の開発を推進群馬大学大学院 理工学府 教授 佐藤記一氏 MPS開発の鍵は細胞で構成する界面の再現 近年、創薬研究の動物実験代替手法としてMPS(Micro physiological System=生体模倣システム)が注目されている。群馬大学大学院教授の佐藤記一氏(理工学府・分析化学研究室)は薬... 2025.01.28 株式会社KAC研究・開発の窓
研究・開発の窓 カロリー制限による老化抑制の新たな分子メカニズム発見 東京理科大学教授 樋上賀一氏(薬学部 分子病態・代謝学研究室) GH/IGF-1シグナル抑制非依存的なメカニズム 1935年に米国のMcCayらが、カロリー制限(CR= caloric restriction)でラットの寿命延伸と老化関連疾患の発症抑制を報告して以来、世界中の多くの研究機関でカロリー制限... 2024.12.27 株式会社KAC研究・開発の窓
研究・開発の窓 遺伝子を使って花や野菜や果物を自由にデザインする 名古屋大学 准教授 白武勝裕氏(大学院生命農学研究科 園芸科学研究室) 果実の味や色を司る液胞膜トランスポーター 分子生物学的な研究手法とゲノム編集などの遺伝子工学技術は、医学、薬学だけでなく農学の世界でも盛んに活用されている。名古屋大学大学院生命農学研究科の白武勝裕准教授は、「遺伝子を使って花や野菜や果物をデ... 2024.11.27 株式会社KAC研究・開発の窓
研究・開発の窓 ライブイメージングを駆使した脳の神経回路研究を疾患の治療につなげたい 国立精神・神経医療研究センター 小山隆太氏(神経研究所 疾病研究第二部 部長) マイクログリアが異常なシナプスを貪食する 脳神経系はニューロン(神経細胞)とグリア細胞で構成される。かつては、神経ネットワークで中心的な役割を担うのはニューロンであり、グリア細胞は脇役と考えられてきたが、近年ではグリア細胞の研究が進み、シグ... 2024.10.25 株式会社KAC研究・開発の窓
研究・開発の窓 ヒト皮脂腺代替モデルを開発し、ニキビの発症や悪化のメカニズムを解明東京薬科大学教授 佐藤隆氏(生化学教室) アクネ菌の皮脂産生分泌促進作用を細胞レベルで証明 皮脂は生体のバリア機能を担う重要な因子であり、皮脂腺はその生成と分泌を担う組織である。だが、その機能が科学的に解明されてきたのはつい最近のことだ。東京薬科大学の佐藤隆氏(生化学教室教授)は、... 2024.09.26 株式会社KAC研究・開発の窓